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2008/10/14
JOPAセミナー推薦文
私たちは、JOPAセミナーを推薦いたします。その2
「オステオパシーの世界へ」&「膜の概念・頭蓋と身体へのつながりT」を受講して  理学療法士 弓掛秀樹
はじめに
今回、「オステオパシーの世界へ」&「膜の概念・頭蓋と身体へのつながりT」を受講して感じたことを報告します。

オステオパシーは骨・関節・筋(膜)・内臓・神経・血管・リンパ・頭蓋等、すべての器官に対してアプローチする技術を有しています。
このオステオパシーを知るきっかけは、知人の理学療法士からでした。
「オステオパシーは、今までにない効果の持続する治療ですよ」と聞かされ、実際にどのような治療なのか興味を持ちました。
そこで、紹介により、日本オステオパシープロフェッショナル協会の会長である下村先生のセミナーに参加させていただきました。

第1日目、「オステオパシーの世界へ」では、A.T.Stillにより発表されたオステオパシーの歴史や哲学、原理、理論を詳しく説明していただきました。
下村先生の説明は聞き手に分かりやすく、納得のいくものでありました。
また、下村先生のオステオパシーに対する姿勢や思いもすごく伝わりました。

セミナーでは実際にデモンストレーションが行われました。
デモンストレーションは、参加者の中から選出され治療するものでした。
選ばれた症例は、左足首捻挫で、痛みによって歩行や階段昇降も困難な状態でした。
このような状態・状況で、下村先生はどのようなアプローチをするのか?私は非常に興味がありました。
もし私ならどうするか…。
患部からの状態を見ながらアプローチを行い…などと、私なりに頭の中で治療をシュミレーションしていました。
すると、下村先生のアプローチは反対下肢(非患部)から始まり頭部を触れているではありませんか。
どうしてそこを触れるのか?このとき私にはわかりませんでした。
数分して治療が終了しました。
下村先生より、「両足をしっかり接地して飛んでください」とのこと。
モデルの方は少し戸惑いながら、軽く左足を接地して、次に全荷重で、次に飛び跳ねてと全く痛みが消えているではありませんか。
セミナーに参加していた我々も驚きましたが、実際に治療をしていただいたモデルの方が、一番驚いていました。

皆さんはこの現象をどう思いますか?

今まで私はこのようなセミナーは初めてです。
実際に治療対象者を参加者の中から選出し、その場で治療する。
しかもその効果が強力すぎる!(数分の治療で痛みがなくなる)
私は、このように他のセミナーと違い、実際に治療して効果を証明できる手技セミナーは参加したことがありません。
いや、見たことも聞いたこともありません。

この治療を終えて、下村先生が講義で説明したことを思い出しました。
人体は1つのユニットである。
人体は、自己防衛、自己管理能力を持つ。
人体の構造・機能は相互に関連する。

このように、オステオパシーは、哲学に基づき、上記の原理がオステオパシー医学の実施に適応されているだと理解しました。
だから患部に触れなくても治療することができるのだと。

「症状をみるのではない、どこに原因があるのかを探求することが大切!」と下村先生はいわれ、本当にその通りだなと実感しました。

そのあとに、私自身がモデルとなり実際に治療していただきました。
私の身体は柔軟性に欠け、アプローチは困難かと思いました。
しかし、下村先生は、私の身体を触れるだけで身体症状が解り、どこに問題があるのかを的確に判断されていました。
治療後、私は自分自身の身体の変化に驚きました。
筋膜のリリースにより、体幹伸展の可動性向上と内臓器官の調節により呼吸が楽になりました。
「凄い!」と今度は私の身体自身で治療の効果を感じました。

第1日目の後半と2日目は、「膜の概念・頭蓋と身体のつながりT」のセミナーでした。
この「膜の概念・頭蓋と身体のつながりT」ではさらに面白くセミナーを受講できました。
ただし、「オステオパシーの世界へ」を受講できなかった場合は理解することは困難だと思います。
今後、もし皆さまがオステオパシーを詳しく理解したいと考えているならば、やはり、「オステオパシーの世界へ」から受講した方がよいと思います。

この「膜の概念・頭蓋と身体のつながりT」では、解剖学的に“膜はどのようにつながっているのか、”そして“膜の働きは”といったような膜の重要性の理解をより深めるもので、治療モデルとなる実技も合わせて行いました。
2日目も前日に引き続き、私自身がモデルとなり(もちろん他にもモデルがいました)、筋膜のリリースにより、体幹伸展の可動性向上を行いました。1日目よりも楽に可動性が広がりました。

オステオパシーでは、手技的にあまり大きな力を必要とせず、治療することが可能です。
実際に、浅筋膜・深筋膜など非常に繊細なアプローチは今までにない新鮮な感覚だったので、非常に楽しいセミナーでした。
私はこのセミナーを受講して、このような素晴らしい治療を今後も引き続き学んでいきたいと思いました。
もちろん、その ためには今まで以上に解剖学・生理学などの学習努力をしなければならないと同時に感じました。

おわりに
 私はオステオパシーの受講は2回目であります。
少しではありますが、オステオパシーの概念や理論など興味深く学ばさせていただきました。
このような実際の治療に触れセミナーを行うことは私にとって本当に価値あるものでした。
本当に下村先生をはじめ、守安先生、山本先生、親切丁寧なご指導ありがとうございました。


オステオパシーという治療を体験して  PT 北内 俊充
私は以前より右股関節に違和感と軽度の可動域制限があり、時には痛みを感じることもありました。
恥ずかしながらPTとして自分の股関節に存在する症状の原因が特定できず、治療することもできませんでした。

ある時、下村会長に治療をしていただける機会があり私の右股関節の症状はわずか15分程度で消失してしまいました。
下村会長は即座にその症状の原因を特定してアプローチし、治療が終了したその瞬間から右股関節の可動域はFull Rangeとなり違和感も消失していました。

症状が軽快したのではなく消失したのです。
その時に本当に感激したと同時に私自身も下村会長の様な治療者になりたいと強く思いました。

私は今までに色々な講習会や勉強会に参加し、自分が治療モデルとなり自分の症状を評価、治療してもらう場面も数回あり、その場で症状が軽快することはありましたが、すぐに症状がフィードバックし結局のところ改善はしないことばかりでした。

もし先生方の前に私の様な患者様が現れた時、的確な評価を行い、即座にその症状を改善することができるでしょうか?
今の私にはそれはできません。

しかしできるようになりたいと強く思っています。

現在も私の右股関節の症状はフィードバックしておらず本当に感謝しています。

ちなみにその時に会長が私の右股関節に対して行ったアプローチは右後十字靭帯と上十二指腸間膜のマニュピレーションのみです。
右股関節には全くアプローチされておりません。

先生方には理解しがたいかと思われますが事実です。

私はオステオパシーという治療を体験し知ってしまった以上、オステオパシーを深く学んでいきたいと思っています。
オステオパシーには素晴らしい哲学があります。

オステオパシーは生きた解剖学(発生学を含む)、生理学から成り立っており、繊細な知覚処理のもと評価、アプローチを行っていきます。
正直に言うとオステオパシーの評価、治療技術の習得は簡単なことではないと思われます。

それにはかなりの努力が必要であり、終わりは無いのでしょう。

しかしオステオパシーは本当に強力な徒手療法であり強い魅力を感じます。
現在、自分の知識や治療技術に行き詰っておられる先生方は一度セミナーに参加し、自分の目で見て、聞いて、体験してみてください。


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