日頃より下村会長が、「いつ治療家が倒れてもおかしくない状態にある」と散々インスタやセミナーでお話ししてこられたことは皆さんご存知かと思います。
私自身この話は下村会長から伺っており、日々自覚を持って過ごして(今となっては自覚していたつもり)いました。
指宿のセルフケアセミナー参加をはじめファーストセレクトの健康食品も日々摂取し、治療終わりには自分の排毒をし、やることはやっていた(ここでもつもりになっていた)のですが、そんな私がよもや生命の危険に晒されるとは夢にも思っていませんでした。
何が起こったかというと9月17日 日曜日の夜、突然呼吸困難に襲われ、頭の中で自分が自分でないような感覚が起こり、自宅の中でいてもたってもいられない状態になりました。精神状態は今まで味わったことのない不安感、焦燥感にかられているようで、とてつもない苦しみでした。
これはヤバい・・・生命が危ない!
と直感的に感じ、夜21時過ぎにも関わらず会長の息子の純くんに藁をもすがる思いで連絡を取りました。
純くんはJTOCの授業が終わり食事に出ようとしていたところにも関わらず私の只事ではない状況を感じ、治療を承諾してくれました。
ファーストに到着し、純くんが傾聴し、治療をはじめてくれたのですが、私はベッドで治療を受けることにさえ耐えられず、それをみかねた純くんがご自身の排毒をされて休まれていた下村会長を起こし、声をかけてくださいました。
お疲れの中、私の身体をみようと頭を触ろうとした瞬間、下村会長が発した言葉は今も鮮明に覚えています。
「頭がさわられへん・・・こんな状態ワシも見た事がない・・・」
自分自身ヤバい状態という自覚があったつもりですが、よもやそこまでとは思いませんでした。
そんな中でも下村会長は何をすべきかは分かっているようで、ファーストのベランダに私を寝かせ、臍から排毒を行うために鍼を使われました。
下村会長から後日、鍼を打ったときに臍から身体中に溜まった毒物が勢いよく噴水のように出たということを聞きました。いつもなら治療を受けながら身体の変化に注視する私ですが、そのときはそんな余裕はひとつもありませんでした。
下村会長は避難と観察を繰り返し、必要なことを随時施してくださいました。まだこのときは呼吸も不安定でいつ呼吸が止まるのか不安感に襲われながら治療を受けていました。
そして周りが少し明るくなり始めた頃(明方4時40分頃)治療を終え、帰ってこれだけは必ずやっておくようにとアドバイスをいただき、帰宅しました。
帰宅後、すぐにアドバイスいただいたことを実践し、午前中に自分の治療院にて排毒をしていたのですが、お昼頃やはり自分の治療院にもいられない精神状態に陥り、帰宅しようと歩いていると唇と手足が痺れ出し(おそらくチアノーゼの症状)連日下村会長に連絡することはしてはいけないと思いながらも頼れるところはそこしかないと恥を忍んで再度下村会長に電話を入れさせていただきました。
「すぐにファーストにおいで」
前日朝まで寝ずに治療を施して頂いた上、JTOCの海外講師が来日されている多忙な中、この言葉をいただけたことに涙がでました。
ファーストに向かうタクシーの中、会長から電話をいただき、
「何が起こるかわからないから、奥さんの承諾なしには治療できないから連絡を入れてもらいたい」
こう電話で告げられたとき、正直今日人生が終わるかも知れないと思いました。
ファーストに到着し、13時30分頃、妻からメールにて承諾をもらい、外出している妻にもファーストに来てもらうように下村会長が連絡してくださり、治療が始まりました。
下村会長はやるべきことを分かっておられたようで、観察と処置を避難しながら行なっていただき、結局夜の21時頃まで治療してくださいました。
下村会長曰わく、生命の心配はなくなったから奥さんには帰ってもらったと(おそらく3時間ほどファーストにいたと思います。)いうことでした。
二日目の治療で呼吸はできるようになったのですが、焦燥感、不安感が襲いかかってくる苦しみはまだ続いていました。
治療院はとりあえず1週間臨時休診する連絡を患者さんにいれ、とにかく回復出来るように自分でやれることはやっていました。しかし、この精神状態はなかなか改善することはなく、現状を下村会長に連絡したところ、「ワシの診療が終わったらまた診てあげるからおいで」と言ってくださり、厚かましいと思いながらも苦しみに耐えることが出来ず、3日目の21時頃、ファーストに伺いました。
このときようやく四肢の微弱電流の流れが止まっているところをマニピュレーションしていただくことができました。研修でファーストにいた田中陽子D.O.と純くんにも協力いただき23時頃まで治療していただきました。
身体は楽になっているのに、精神状態はまだまだでした。しかし、自殺願望など精神の不安定さが減っていっているのは分かりました。
四日目
朝の状態を下村会長にメールし、精神状態がまだ不安定なことを伝えると、毎週水曜日はJOPAの練習会がある日で、下村会長から、「前田の状態を練習会のメンバーにもみせて、どうワシが戦略を立てて治療にあたったかを見せるから今日前田は寝ているだけでいいから練習会においで」
とおっしゃっていただき、その言葉に再度甘えさせていただきファーストへと向かいました。
ベランダのベッドに寝て、練習会メンバーに身体を観察される中、正直メチャクチャ触られることに苦しさを感じました。
会長は全て私がどう感じているかお見通しの如く、四肢の微弱電流の調整、左脳梁反射点への鍼、左胸気胸オペ痕への赤玉パンチ、右脳梁への鍼、脊柱の上丘反射点、右寛骨臼(坐骨と恥骨結合部)と随時治療を施していき、右の帯状回へアプローチされた瞬間、精神状態の不安定さがスーッとなくなっていくことを感じました。
最後に左肋骨(全て前方肋骨)をエネルギー治療ではめ込んでもらうと今までの体調不良が嘘のように身体が楽になりました。
この瞬間、下村会長が神様にみえました。
後ほど伺うと最初の初日からここまでの治療の流れはだいたい読み切っていたと聞いた時には本当に神様やと思いました笑
この四日間の下村会長の治療があったおかげで今私はこの文章をかけています。おそらく最初の連絡を下村会長ではなく、救急車を呼び病院へ入院していたとしたら恐らく私の人生は幕を下ろしていたことだと思います。
休診日で、ましてJTOCの仕事をしている中、対応して頂けたことには感謝の言葉しかありません。本当にありがとうございました!
もちろん休診日でこれだけの治療をしていただき生命を助けていただいたので、ファーストの時間外の治療費をお支払いさせていただきますと申し上げたのですが、会長は「前田には自分が大変なときに助けてもらった恩があるから治療費はいらない、お前も家のローンや家庭、仕事でお金は必要やろうから」
と一銭も受け取って頂けませんでした。
この会長の言葉に涙が止まりませんでした。
下村会長のおかげで今生きながらえています。そして生き残ったからにはこの命は大切に扱わなければいけない、そして今まで以上に自分の身体の変化を見て考え、セルフケアしなければいけないと改めて生活習慣から見直し日々過ごしています。
今後皆さんには私のような状態にならないようにお伝えしておきたいことを記します。
1)電磁波については出来る限り対策すること。Wi-Fi、スマホの使用制限。治療院と自宅の電磁波対策(私の家はオールアースなのですが、これを機に多田先生に自宅と治療院の電磁波対策を依頼しました。思わぬ見落としで日々電磁波を高度に受けていることが分かりました)
2)お酒は控えること
私は日々の仕事のストレスで毎日アルコールを多量に摂取していました。(下村会長が日頃から肝臓を痛めたら排毒できなくなるから気をつけろといっていたのにです)自分の恥は承知の上ですが、皆様くれぐれもお気をつけください。私はこの一件以降禁酒しています。
3)日々口にする食事には気をつけること
地産地消を基本に自分の身体に害をなすものを知り、とにかく毒を身体にいれないことを最優先にすること。これにはお金はかかりません。
4)毎日のセルフケアはしっかりおこなうこと
指宿セルフケアの内容を知らない方は11月後半の四角い頭を丸くするセミナーに参加し、自己防衛の知識を身につけてください。
治療家として、患者さんを助けるべく技術と知識を研磨することは当然のことです。しかし、今回の私のように、たとえ患者さんを治療で満足さすことができたとしても施術者が倒れてしまって仕事が出来なくなるようでは本末転倒、プロ失格です。
私は幸運にも生命が助かり反省する機会を得ることが出来ましたが、恐らく他の人が自分の状態に陥ってしまえば、正直わたしの力では回復させることは出来なかったと断言できます。
今回は自分のプロ失格、恥ずべき出来事とは重々承知の上ですが、せめてこの経験を分かる人には伝えなくてはと思い筆を取った次第です。
おそらくこの文章を読まれても大半の方は怖いことがあるもんやなーと他人事だと思います。それは自分がならないとどこかで思っているからです。そんな人の中から1人でも今起こっている現実に気づいてくれる人がいれば、私がこの文章を書いた意味があると思います。
長文お読み下さり、有難うございました。