下村彰慶 オステオパシー人生のブログ|日本オステオパシープロフェッショナル協会

「身体の診方と考察」セミナーを受講して part2

2021年4月30日

 

下村彰慶先生おはようございます。

昨日は1年2か月ぶりのJOPAセミナー!

久しぶりの神戸!

電車に乗らない生活に慣れているため多少の足腰の不安もありましたが足取りも軽く行きつくことができました!

 

セミナーでは先生ならではのお話をたくさん聞くことができ緊急事態宣言の中でも受講してよかったです。

中でも『これから先マニュピレーションだけの時代は終わった。』というお話にはまさに同感です。

昨今の身体の悪さに対応することの難しさを感じると実感するところでもあり、でもそれと同時に、治療職種ではない身からするとクリニックを始め町中にあふれている接骨院、鍼灸院などはどうなっているのだろう?という思いがあります。

最近近くに大きな整形外科が開院し最新設備であろう看板を掲げていますがどの程度治るのか?と思ってしまいます。

昨年末に夫が急に腰痛で歩けなくなり年中無休の整形外科に行った時もMRIで椎間板ヘルニアといわれ痛み止めの処方と電気治療&リハビリに通うよう言われ痛みが取れずさらに痛み止めの追加。

しばらく様子を見て治らなければ手術という説明でした。リハビリ室には多くの患者さんが通っていて治せない現状を目の当たりにした気がしました。

 

産科領域においても先日お伝えしたように正期産でありながら2900gを下回る体重で生まれてくる子が多いこと。

国は妊婦の体重増加が少ないのが原因と妊娠中の体重増加の目安を増やすよう指導し始めましたが問題は体重増加ではなくお腹の膨らまない妊婦さんが増えたことには気づいていません。

いえもし気付いたとしてもメディカルではどうにもできないので気付かないふりをしているのかもしれませんが…。

最後にご紹介いただいたバイタルエッセンス!琳果のデモを見た時以上に強い衝撃を受けました!世の中にはまだ(さらにまだあるという先生の言葉にワクワクしながら)こんなにも凄いものがあることに驚くと共にそれを見つけ出す先生の嗅覚・感覚の鋭さに感動しました!早速FAX入れます!

 

身体中にパッチを貼りながら治療をされている先生の姿に治療家としての素晴らしさとご苦労を感じました。

先生はどこに行っても治らず辛い思いをしていらっしゃる患者さんにとってのまさに最後の頼みの綱です。

お忙しい毎日をお過ごしと思いますが、どうぞお身体ご自愛くださいませ。7月の東京セミナー楽しみにしております。

 

JOPA会員 助産師

対馬利江子

「身体の診方と考察」セミナーを受講して part1

2021年4月30日

 

 

世間はコロナで閉塞感が漂う中、久しぶりにJ O P Aのセミナーに参加しましたが、15年前にタイムスリップしたかのような下村先生の言動に懐かしさを感じました。ちなみに私は脳筋の柔整師です笑

さて、今回のテーマの一つである「身体の診方」ですが、ほとんどの臨床家が身体を本当の意味で見ていないとおっしゃっていましたが、恥ずかしながら私も昔はその一人でした。

 

仕事で日々、患者さんの身体を観察し、検査し制限箇所を見つけ、施術する、そして、再検査、そして患者さんが訴える症状など悩みが解消すれば、いい仕事ができたと満足していました。

 

しかし、人間の身体の正常と言うものは単に症状がないと言うこととは全く違うと言うことを下村会長から教えられました。

 

患者さんの身体に興味を持って、観察していれば、本当の正常な身体、それは正しい骨の位置、形、動きを理屈でなく、身体で覚えるようになってきます。

 

それは症状の改善にのみ焦点を当てて、過ごしていては決して気付くことのないことです一人の患者さんの体に興味を持って見ていくかと言う積み重ねで、自分の経験値として積み上げる以外に観察力向上の近道はないと下村先生に教えられたように思います。

 

今回のセミナーで、身体を診ると言っても、知識や技術のレベルによってできることはそれぞれ人によって違うかもしれません。しかし、まずは下村先生から教わった、鎖骨の位置の左右差、骨の湾曲、肩甲骨と背骨の位置関係などを観察することから始めましょう。

 

そして、そのメカニズムについて観察できるだけの触診能力の向上、知識、技術の向上と目標を定めて、セミナーを受講していくことがJOPAのセミナーシステムの効率的な利用の仕方だと思います。

 

先々上のクラスのセミナーに出席することよりも、オステオパシー に本当に必要なことは揺らぐことのない基礎技術力を身につけることだと思います。

 

JOTI試験合格までセミナーで学んだ後、JTOC卒業とオステオパシーを15年以上前学んできた私からのアドバイスが、皆初心者の方へお役に立てば嬉しく思います。

 

JOPA認定講師

前田 悦宏D.O.

症例報告

2021年4月16日

 

今回の症例はJTOC3期生のこずえちゃんだ。

 

主訴は左殿部の痛みである。詳しくは下記に載せてあるこずえちゃんのレポートを読んでもらえれば良いと思う。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

おはようございます。
昨日は、お世話になりました。

昨日の治療に関する、自覚症状を送らせていただきます。

自覚症状は、左仙腸関節の痛みで、基本的に座位と左側臥位以外では常に痛みのある状態でした。特に床からの立ち上がりと左足荷重で痛みが増強していました。
仙腸関節の痛みは、20代前半にぎっくり腰をしてから増強、寛解を繰り返している状態で、昨年の妊娠以降かなり痛みが強くなっていて、妊娠3ヶ月くらいのときには破行もでていました。
恥骨と胸骨は、圧痛が強くありました。この痛みも妊娠前からありました。
頸部から背部は、伸展時に鋭い痛みがありました。

会長の治療を受けてからは、痛みが消失しています。妊娠中に気づいた、正中線の歪みを改善されていました。
維持するのはなかなか難しいとのことでしたが、自分のできる限り日常生活の中で注意していきたいと思います。
ありがとうございました。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

帝王切開で出産してから殿部の痛みが強くなっており、こずえちゃんは出産により骨盤の靭帯が緩くなったために痛みが出現していると思っていたらしい。

 

胸骨・恥骨の痛みは「圧痛」ではない。押さえなくても水面に波紋を立てずに指を触れるようにするだけで強い痛みを訴えるのだ。

 

「やっぱりな・・・!」と思った。

 

そしていつもの様に身体を診ていくと頭の中(特に乳頭体)がヤバイ!

そして仙骨は仙腸関節の右側に引き寄せられ、仙骨・寛骨の圧縮がある。

左の殿部に強い痛みがあるのは仙骨が右側に引き寄せられている事から左側の坐骨神経根部が過緊張状態に常に置かれているだけのことである。

 

こずえちゃんのレポートにある座位と左側臥位で痛みが楽になるのは、坐骨神経の過緊張が緩和されるからだ。

 

レポートを見ると、こずえちゃんは私が「正中線の歪み」を改善していたと思っていた様だが違う。

私が行った事を順番に書くと

①皮膚と真皮の歪みを合わせる(感覚を磨くと違いが分かる様になる)

②心臓弁

③右乳頭体Line3と7

 

以上である。これにより寛骨結合部と仙骨の圧縮を取り除き仙骨を正常な位置にする事で、頭蓋仙骨リズムを取り戻しただけの事だ。

 

もちろん恥骨・胸骨の痛みは強く押さえても痛みは無くなっていたのは当然の事である。

 

おしまい。

症例報告

2021年4月7日

 

 

今回の症例報告は4月1日にブログに載せた伊達君だ。

 

今回で3度目の治療終了後の写真が下記である。

CIMG1834

CIMG1835

CIMG1836

CIMG1837

 

初診時の写真と比べると違いは理解してもらえると思う。

 

右の精巣と精巣上体は正常な位置に戻しておいたがなかなか大変だった。

 

今回の治療は数カ所に赤玉パンチを貼布し、フィールド内のフルクラムをリリースする事で仙骨を矯正したのみである。

 

治療後は頸椎も十分過ぎるほど伸展できるようになった。

 

おしまい

症例報告(バネ指)

2021年4月6日

「バネ指」の症例報告をする。

 

継続的に来院されている76歳の女性である。

本日の朝、来院時に「昨日の朝から右手環指を伸ばそうとすると上手く伸ばす事ができず、ボコっという感じになる」とのこと・・・。診てみるといわゆる「バネ指」である。

 

一般的にバネ指は使い過ぎによる腱鞘の炎症ということで患部の低周波治療といったような本当につまらん知恵の無い治療らしきことはするが、全く効果なく10回行っても交通費と時間と治療費の無駄である。

 

だいたい治療家本人がこれで回復するとは全く思っていないからお笑いだ。

 

もし、その様な治療で本気で治ると思っているならその治療家は余程めでたい脳みそをしている。

 

なぜそのような事が言えるのかだが、以前整骨院をやっていた私がスイッチマンであったからだ。(低周波治療器のスイッチを入れてボリュームを右に回すだけだった事からスイッチマンと言う)

 

この患者さんの場合、本当の原因は「虫垂炎の手術痕」であるが、緩めることは出来ても完全に元に戻すことは不可能である。

 

よって右の乳頭体Line10の治療と右手環指DIP関節に赤玉パンチそして大動脈弁の治療をした。

 

それによりその場で指はスムーズに痛みなく動くようになった。

 

助手に付いていた息子に対して「いいか・・・ほとんどの場合、痛みのある所に原因は無い。もしあっても残りカスぐらいや。もしわしが死んで自分1人で治療しなければならなくなった時、痛いところを触って患者さんに満足してもらおうと思うような事があればお前には一流の治療家になれるセンスは無い!その時はすぐに店を閉めろ!」と言っておいた。まぁ本当のことだ。

 

ちなみに私のブログを見ている臨床家の中でウソを書いていると思う方がいるならいつでも技術レベルの挑戦は受けて立つつもりで書いている。

 

 

おしまい。

症例報告(白内障)

2021年3月27〜28

 

長崎県在住の69歳の男性である。ブログに書くことは家族の方に了解を取っている。

 

両眼に白内障があり、特に左が悪い。これまでに何人もの白内障の治療を行い、一例を除き1〜2回の治療で良く見えるようになっている。

 

28日の治療で右眼はクリアになったが29日来院時には左眼はまだかすむとのこと。

 

左乳頭体Line8・右尾状核Line7・心臓弁の治療を行い、左眼も良く見えるようになった。

 

娘さん(作業療法士)が3月30日に治療に来られたので尋ねると「よく見えるようになったと言っている」とのことである。

 

ただし、以前と違ってかなり治しにくくなってきたのは事実だ。

 

おしまい。

身体の変化が・・・

2021年3月30日

 

今年に入り、日本人の身体の変化・・・つまり身体が悪くなるスピードが異常に早くなってきている。1月頃のインスタライブで話した変化が3月には既に過去のものとなり、私に挑戦状を突きつけてくるのである。

 

当然のことながらこれまでに無かったような様々な症状がある。そしてその症状は通常の治療では消失しにくくなっている。

 

例えば骨が曲がり、関節の可動域が減少し、脈がとりにくく不整脈や胸の痛みを訴え、小学生においても頸部痛や腰痛などを訴えている。

 

また皮膚の湿疹や発赤、通常の生活においても呼吸がしにくい、眼がかすみ焦点が合いにくいなど本当に多岐に渡り、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの病名で手術をしても全く症状に変化が無い人や脳梗塞の若年化などここ数年で急激に増えてきている。

 

オステオパシーの考えでは病気は結果である。病気になるには原因があり、治療するためにはまずその原因を考え知らなければならない。

 

私の推論ではあるが4月29日(木)に「身体の診方と考察」というタイトルで1dayセミナーを神戸で行う予定である。

 

結果は出しているので是非多くの方に参加していただけたらと思う。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
2021年4月29日(木・祝)10:00~17:00

JTOCセミナールーム Ⅲ
兵庫県神戸市東灘区住吉東町4-6-16りりぱっとはうす 2F

https://www.osteopathy.co.jp/seminar/index.php?mode=seminar_detail&seminar_convene_id=112480

症例報告

2021年3月27日

 

2021年3月9日にブログに書いた脊柱管狭窄症の手術をしたが全く痛みが取れずFirstに来院された患者さんであるが、本日3回目の治療に来院された。

 

初診時は「2〜3分歩くと痛みで歩けなくなる」らしく、また左肩腱板損傷の手術をしたが「痛くて上手く挙上できない」とのことであった。

 

今回来院された時には痛みは大分消失しており、肩の症状も消失していた。

 

狭窄症による腰痛と下肢痛は3回目の治療後にはスクワットやスキップも出来るようになり、患者さん自身大変驚いていた。

 

ウソではない。本当の事だ!

症例報告

2021年3月24日

 

今回の症例報告はエモーショナル(感情)についてである。

患者さん本人とご両親の許可は取っているが、氏名・住所などは書かない。患者さんは13歳の女性である。

 

3月5日に頭痛・倦怠感・目眩を訴えて来院され、病院で処方された薬を服用しても効かないとの事である。

 

既往歴としては吸引分娩で出産、右足関節部不全骨折(7歳)、ストレス性の腹痛があり目が数時間見えなくなる事が2回あった(10歳)、花粉症(12歳)

 

他覚所見として、心臓・肺のうっ血があった。

 

お母さんと2人で来院されたので、とりあえず治療室には2人で入ってもらった。

患者さん本人から一通り症状を聞いた後、お母さんから言われた内容が実に興味深い内容だった。

 

要約すると・・・

母「実は、この子小学生の時に酷いいじめに遭っているんです。それがストレスとなって症状になっていると思うんですが・・・」

私「なるほど・・・」

 

それでとりあえず仰臥位になってもらい身体を診ると確かにエモーショナルな問題があった。それも肝臓に。

肝臓は「怒り」の臓器である。それで何に対して「怒り」を持っているのか診ていくと、小学生の時に受けたいじめでは無いことはすぐにわかった。その時点でお母さんには退室してもらい、2人でセッションを開始した。

 

私「お母さんはいじめが原因と言っているけど違うよね?いじめについては辛い事だったけど既に自分の中では解決できてるね」

患者「はい!」

私「お母さんに対して怒りの感情があるんだよね?」

患者「はい。※※※※※※(内容は書けない)」

私「なるほど」

 

といってソマト・エモーショナル・リリース(体性感情解放)を行い完全にリリースし、上手く行ったと思い確認すると、まだ肝臓に先程よりは小さいがまだある。

 

私「あれっ、お母さん以外にもあるみたいやけど・・・」

少し考えた後

患者「お父さんにもある」

というので診てみると、それだ!

それがわかった後、同じくリリースを行い、完全に焼失した。

 

そして治療後は頭痛も無くなっており、身体も軽くなったとのこと。

 

私はご両親に対してちゃんと不満を聞いてあげて欲しいと説得し、本人にもご両親と話をするように言って帰ってもらった。

 

驚いたのは3月16日に2回目の治療に来られた時だ。つまり患者さんの表情が別人のように明るくなり、その後ほとんど頭痛も無く、倦怠感や目眩も消失していた。

 

ご両親も親子関係が上手くいくようになってすごく喜んでくださっていた。

 

2回目の治療終了時には頭の中にあった芯の痛みまで消失し、頭を振っても痛みは全く無くなっていた。

 

患者さん本人と話していると「医学部を目指してみようかな・・・」とも言っていた。頭の良い女の子なので将来が楽しみだ。

 

ちなみに治療は下記を行った。

 

(3月5日)ソマトエモーショナルリリース・右第4肋軟骨結合・右線条体リリース・頭蓋反射テクニック

 

(3月16日)右脛骨近位骨端線リリース・頭蓋反射テクニックで右第3肋軟骨結合部・甲状腺右上皮小体をリリース・右寛骨結合部再統合・右乳頭体Line5&10・心臓弁を行った。

 

2回目の治療ではソマトエモーショナルリリースは必要なかったため行っていない。

 

おしまい。

症例報告

2021年3月22日

 

今回の症例報告は伊達君だ。まずは治療前の写真を見てほしい。

CIMG1797

CIMG1796

CIMG1795

本人は「首がめちゃくちゃ痛くて動かない!」と言って来院したが、脊柱が曲がっているとか、痛いとか、動かないとかそういったレベルの問題で無いのはある程度の臨床家ならすぐに理解できると思う。

 

首の激痛のため、ベッドに横になるのも大変な状態であった。

なんとか横になったところで身体を診てみると非常に難しい状態になっていた。

 

その中でも特に強い問題があったのが右の「精巣と精巣上体」だ。これは冗談で言っているのでは無い。

これが強い回旋を起こしており、右の精巣静脈を引っ張り下大静脈を通じて横隔膜・心臓・神経核及び副神経などに強い影響を出していたのだ。ちなみに「剪断」は無い。

 

最近男性ではここに問題のある人がちょこちょこあり、女性では右の卵巣に同じような問題がある人が増えてきている。そして伊達君と同じルートに問題が起きつつあるのだ。

 

ちなみに治療は頭蓋反射区を用いて口内テクニック・左右乳頭体に鍼・右第7、8、9、10肋軟骨結合部に赤玉パンチ・右仙骨孔に赤玉パンチ・腱中心を治療することで痛みはほぼ消失した。

 

ただ伊達君の場合、まだ完全に問題が解決した訳ではないので、あと何回の継続した治療は必要である。

 

これからは本当に難しい患者さんが増えてくるのでかなり厄介なことになると考えている。

 

ちなみに下が治療後の写真である(まだ問題はかなり残っている)

CIMG1802 CIMG1801 CIMG1803

おしまい