下村彰慶 オステオパシー人生のブログ|日本オステオパシープロフェッショナル協会

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症例報告

2021年4月16日

 

今回の症例はJTOC3期生のこずえちゃんだ。

 

主訴は左殿部の痛みである。詳しくは下記に載せてあるこずえちゃんのレポートを読んでもらえれば良いと思う。

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おはようございます。
昨日は、お世話になりました。

昨日の治療に関する、自覚症状を送らせていただきます。

自覚症状は、左仙腸関節の痛みで、基本的に座位と左側臥位以外では常に痛みのある状態でした。特に床からの立ち上がりと左足荷重で痛みが増強していました。
仙腸関節の痛みは、20代前半にぎっくり腰をしてから増強、寛解を繰り返している状態で、昨年の妊娠以降かなり痛みが強くなっていて、妊娠3ヶ月くらいのときには破行もでていました。
恥骨と胸骨は、圧痛が強くありました。この痛みも妊娠前からありました。
頸部から背部は、伸展時に鋭い痛みがありました。

会長の治療を受けてからは、痛みが消失しています。妊娠中に気づいた、正中線の歪みを改善されていました。
維持するのはなかなか難しいとのことでしたが、自分のできる限り日常生活の中で注意していきたいと思います。
ありがとうございました。

 

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帝王切開で出産してから殿部の痛みが強くなっており、こずえちゃんは出産により骨盤の靭帯が緩くなったために痛みが出現していると思っていたらしい。

 

胸骨・恥骨の痛みは「圧痛」ではない。押さえなくても水面に波紋を立てずに指を触れるようにするだけで強い痛みを訴えるのだ。

 

「やっぱりな・・・!」と思った。

 

そしていつもの様に身体を診ていくと頭の中(特に乳頭体)がヤバイ!

そして仙骨は仙腸関節の右側に引き寄せられ、仙骨・寛骨の圧縮がある。

左の殿部に強い痛みがあるのは仙骨が右側に引き寄せられている事から左側の坐骨神経根部が過緊張状態に常に置かれているだけのことである。

 

こずえちゃんのレポートにある座位と左側臥位で痛みが楽になるのは、坐骨神経の過緊張が緩和されるからだ。

 

レポートを見ると、こずえちゃんは私が「正中線の歪み」を改善していたと思っていた様だが違う。

私が行った事を順番に書くと

①皮膚と真皮の歪みを合わせる(感覚を磨くと違いが分かる様になる)

②心臓弁

③右乳頭体Line3と7

 

以上である。これにより寛骨結合部と仙骨の圧縮を取り除き仙骨を正常な位置にする事で、頭蓋仙骨リズムを取り戻しただけの事だ。

 

もちろん恥骨・胸骨の痛みは強く押さえても痛みは無くなっていたのは当然の事である。

 

おしまい。