下村彰慶 オステオパシー人生のブログ|日本オステオパシープロフェッショナル協会

症例報告(捻挫)

2021年2月22日

 

朝Firstに入ると渡辺奈々D.O.がいるでは無いか・・・。そうか、今日は奈々ちゃんが見学と治療を兼ねて来る日であった。

 

通常通り午前の患者さんの治療を終えた後、休憩中にスタッフの治療を奈々ちゃんに見せた。スタッフは2週間ほど前に左足関節を強く捻り、跛行を程していた。応急処置でその日に神経核の治療をして、腫脹と痛みは減少したものの、まだ痛みと跛行が残っていたのだが、私も忙しさのあまり治療してあげることが出来ていなかった。

 

ぎっくり腰(急性腰痛)や寝違い(頸部捻挫)を含めて捻挫だけで来院される患者さんをここ10年程診たことはないので久しぶりに診る懐かしさもあった。

 

スタッフは2週間前に応急処置をした後、病院でレントゲンを撮り骨折が無いことは確認していた。しかし2週間経っても跛行を程しており、その間歩き方に変化が無いことを私は確認しながら観察していた。

 

変である・・・。以前なら捻挫の場合2週間も過ぎれば身体が補正作用をとり痛みも跛行もほとんど無くなっているのが普通だった。一般の方は捻挫と聞けば「簡単だ」と思うかもしれないが今は違う。今の日本人の身体は前と違い、身体の中に(PMや電磁波などにより)大きな問題を抱えており、補正作用が取れなくなってしまっている。それにより痛みが消失しないのだ。また様々な症状を訴えてはいるが説明のつかない症状が多い。

 

今回のスタッフの左足関節捻挫もそうだ。応急処置の直後に腫れと痛みはある程度引いたが、そこからは改善していない・・・。私は多分そう言った経過を辿るであろうことを予測しながら見ていたのだ。

 

ここから少しだけ簡単に臨床家のために書いていこうと思う。つまりシャーピー繊維が潰されてしまっており骨質に骨膜が張り付いた様な感じになっている。つまり捻挫によって骨膜が引っ張られるとその骨膜に付着する筋膜も引っ張られることになるが、問題なのはその形状で固まってしまっており、身体が元に戻ろうとしても組織が戻れない状態にあるのだ。

 

そして治療はかなり難しい。その場で瞬時に治そうとするなら、捻挫ではあるがもはや以前の捻挫の治療の面影は残っていない。スタッフに行った治療を順番に書くと、①左右脛骨・腓骨の骨端線のリリース。②心横隔膜靭帯のリリース。③左第7肋軟骨結合のリリース。④左右の心耳。⑤最後に緑茶を飲んでもらった。以上である。

 

もちろん治療直後よりスタッフは痛みも完全に消え、普通に歩けるようになった。スタッフも奈々ちゃんも大変驚いていたが、私にとっては計算した上(読みきった上)での事であり結果は当然のことなのだ。

 

ただその考察と技術をこれからの臨床家に教えるのは大変なことになると思う。

 

おしまい。