下村彰慶 オステオパシー人生のブログ|日本オステオパシープロフェッショナル協会

症例報告

2021年6月16日

 

前回に続き今回も愛媛県の渡辺奈々D.O.から紹介された患者さんである。

私の所は渡辺奈々D.O.からの紹介で成り立っているのかもしれない・・・

 

年齢は3歳の可愛い男の子である。

2年前にアパートの2階よりアスファルトの上に転落。一命は取り留めるもののドレナージ術をした後1ヶ月後にリザーバ術。その1ヶ月後にシャントを行う。

 

ただその後てんかん発作が1日100回ほどの出始め、昨年ウェスト症候群と診断される。

 

(症状)

右腕(特に前腕〜手指)の強直。両下肢(特に両下腿〜両母趾)の強直が強く起こる。

 

(処置)

①皮膚と真皮を合わせる

②左内側­縦束と左網様体

③左右脳弓

④右第4・5中足骨と立方骨の関節をリリース

⑤左右第2・3肋軟骨結合部をリリース

⑥左脊髄視床路に対してアプローチ

 

(結果)

母親もハッキリわかる程手足の強直がかなり治まり、声も大きな声を出せるまでになる。

当然ながら1回の治療でこの状態を安定させることは困難なため、渡辺奈々D.O.の所で治療を続けてもらいながら定期的に診させてもらうように指示を出しておいた。

 

まぁうまくいって良かった。

 

おしまい。