下村彰慶 オステオパシー人生のブログ|日本オステオパシープロフェッショナル協会

症例報告(右上腕骨骨折)

2023年9月10日

 

義理の母がバス停に向かっている最中に小走りをしていて転倒し、右上腕部を地面に打ち付けた。

 

裕美から電話が入り「痛みは無いので骨折では無いと思うからFirstに連れて行っても良いか?」と言うので

 

わし「今は骨折をしても痛みの出ない人もいる時代だから呑気な事を言わずにすぐに病院へ連れて行ってレントゲンは撮れ!」と指示し、病院でレントゲンを撮ると右上腕骨上端部に2カ所の骨折線があり、骨折と診断された。(下の写真)

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1つは不全骨折でもう1つは1cm程度の骨片が認められる完全骨折である(ただし骨片の大きな解離は無く、このまま骨癒合すれば大した問題は起こさないと思える。)

 

内出血も結構あり腫れているのに痛みが無いので本人は動かそうとする・・・

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通常なら骨折の場合痛みは必ず伴うものだが、感覚神経を押さえられているために痛みが出ないのだ。

 

こういった感覚神経の問題は痛みだけでなくあらゆる方面(症候)で現れているが臨床家において理解しているものは僅かである。

 

 

おしまい。