前田が倒れた・・・!
2023年9月17日
9月17日の夜の10時頃、Osteopathy Firstのベランダでその日に受けたシェディングの自分自身の排毒治療をしていたら、純也が「前田先生から治療を頼まれて診ていたけど手に負えなさそうなので治療してあげてもらえないか・・・?」というのでオープンスペースのベッドで寝ていた前田の頭に触れると私自身ビックリした・・・。
(前田は病院に行ってもダメやと思ったから病院には行かずに私にTELをくれたのだが、気が付かなかったから純也にTELをしたようだ・・・。)
というのも、身体に触れられないからだ。何故なら皮膚に触れるどころか髪の毛に触れるだけでバチバチと静電気が走るうえに脈がとれない。つまり拍動を感じないのである。おまけに胸郭がむくれあがってしまってまともに呼吸することが出来ず、息苦しそうな呼吸である。
つまり、体内の帯電量が尋常ではない多さなのだ。身体に触れることが出来ないので直感とこれまでの経験から臍の回転が起きていないことは間違いないと判断し、どうすればよいか考えを導き出した答えは、3カ所のあるポイントに三稜鍼で穴を開けた。
これにより、体内で帯電していた電磁波が噴き出すことで臍の回転が始まり、徐々に前田の身体は落ち着いてきたが、その日の治療は約4時間かかった。
つまり初日の治療が終わったのが朝の4時だった。もちろん完全に良くなったのではないが、帰しても良いかと思われるレベルになったということだ。
そして翌日の12時頃に前田からTELがあり、また調子が悪くなってきたので診てもらえないかとのこと。
この日はJTOC3期生の授業でベルギーよりブラッドストリートD.O.の授業があり、私も参加していたのだが、途中で抜けて昼の1時~治療を始め、終了したのが夜の9時。連続して8時間の治療はめっちゃ疲れたが結構いいところまで持ってこれたので2日目はここで終了。
3日目の治療は大分良くなっていたが、それまでの無理もあってまだ本格的ではない。治療はFirstの診療終わりに約1時間、純也と田中もいたので練習も含めて神経核や心臓弁のみを行った。
その翌日、4日目の治療は水曜日の夜の9時~11時まで行った。その日はJOPA講師軍団の中で神経核を教えている者だけの日である。そのメンバーがいる前で前田にモデルになってもらい、どの様に診てどの様に治療するのかを教えた。
右の帯状回を緩めて解放した時に前田の口から出た言葉が
「めっちゃ頭がスッキリして自殺したいと思っていたような感覚も無くなりました」といった言葉である。
最終的には全ての肋骨もはめ込んで終了した。つまり私の行っている治療は、一般的な学校で教えている生理学とはかなり違ったことを行なっている。
しかしながら、ここを治療すればどうなるかを読み切った上で治療を行ない、もちろん結果は出している。
結果が全てだ。
私は結果の出ない、又は結果の出せない教育や技術などは意味のない事であり、時間の無駄であると考えている。
人はメディアも含めて「それは科学的か?」どうかをよく聞くが、私の答えはこうだ。言わせてもらうが「科学的と言われている西洋医学でなぜ薬害が起こるのだ?それは解っていなかった(或いは間違っていた)からではないのか?」
また「どうして20年・30年経った時に科学的と思われていた理論が不定されるのだ?」(こんな例は多々ある)私はこの業界に入って約30年になるが、これまでセミナーで講義を始める前に参加者の中から無作為で1人選び、実際にガチの治療を行なった上で結果を見せてからセミナーを行ってきたものだ。これが出来るのは、海外も含めてそう多くはいない。「実際の治療をやってみてくれ」と言うと、ほとんどの者が上手く言い訳して逃げる。
なぜなら、ガチの治療デモに失敗すればその講師が行うセミナー自体の信用性が低下し、その後の講義がかなり大変なことになるからである。したがってかなり技術レベルで自信がある者しかガチの治療デモを引き受けられる者はいない。
以下はオステオパシーの創設者A・T・Stillの言葉である。
オステオパシーは科学である。そしてそれは苦しみを癒すために用いられる。オステオパシーは外科・産科・そして一般医学を包括した哲学である。オステオパスは理性の人でなければならず、自らの言葉を自らの治療で証明しなければならない。証明し得ない理論に用はない。私にとってオステオパシーとは神聖な科学である。
神聖なのはそれが自然からの癒しの力であるからだ。 A・T・Still「研究と実践」p10より
治せるか治せないか・・・の世界で生きている私にとっては肩書などはどうでもいいことだ。
おしまい
投稿日:2023年10月11日