セミナー受講者の臨床報告・デモレポート

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「視床セミナー」受講者の臨床報告です

理学療法士 北野 剛士

昨年末に受講した視床セミナーにて教えて頂いたテクニックにて症状が改善した症例を2例報告させて頂きます。
ケース①
50代女性、現病歴は4ヶ月前にスポーツジムでの運動中に右臀部から大腿部にかけての疼痛発症、既往歴は数年前に左コーレス骨折(創外固定)、2年前に左顎関節症発症、今も顎関節症は継続している。
初診時には、仙骨R/L、肝臓と心臓に制限があり、METと内臓マニピュレーションを実施した結果、右臀部から大腿部の痛みのNRSが4/10(最初の痛みを10として)まで改善しました。

その後も3週間間隔で2回施術を行い、2/10まで改善しましたが、根治には至ってありませんでした。そこで施術4回目となる本日、視床テクニックを実施した結果、施術後の疼痛は0となり、左顎関節症の痛みも改善しました。

痛みの再発がないか確認も兼ねて3週間後にご予約頂きましたが、患者さんもビックリされており大変喜ばれておりました。

ケース②
80代女性、現病歴は5年前に脳梗塞(左中大脳動脈穿通枝)にて右片麻痺、右半身の痺れ痛さとこわばり、Limping gaitがあります。

現在は病院でのリハビリを経て、在宅で家事動作も行えるほど改善されておりますが、右半身の痺れ痛さとこわばり軽減を目的に定期的にオステオパシーを受けに来られています。
早速、年始にお越し頂いた際に視床テクニックを実施した結果、今までさせて頂いてた施術の中で一番疼痛軽減が出来、患者さんも施術中から変化を感じられたようで大変満足されていました。

以上2例の経験から、私的には慢性痛による神経の異常興奮や誤認識を視床テクニックにて改善できるのではと思い、現在も様々な方に取り入れさせて頂いています。拙い内容ではありますがご報告させて頂きました。

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理学療法士 雨堤 史晃

視床セミナー臨床報告
昨年末に視床セミナーを受講し、早速いろいろな方の視床を触診しました。職場で診ている患者さんに限らずスタッフや一般の方の頭も借りて触診しましたが、正常に動く視床は無く、一緒にセミナーを受講されたアメリカ在住の鈴木D.O.のような、コンタクトした時点でスーッと中に入っていけるような視床には出会えていません。以前から下村会長が言われているPM0.1やその他の化学物質、放射線による影響がいかに日本人の身体を蝕んでいるかを再認識しました。同時に、これらの問題に対処できる知識と技術を身に着けることが、これから治療家として成功するための必須条件であることも実感しています。

以下、視床への施術で症状が改善した症例の報告です。

【60歳男性】
主訴:頚部から胸部にかけての鈍痛
上記の主訴があり、以前から数回治療していました。傾聴で心臓の方向に引かれる感じがあり、前方肋骨や縦隔のリリースを行うことで症状が一時的に改善していましたが、数日後には戻ってしまう状態でした。
視床セミナーを受講した際、視床の動きを制限している部位を注意深く探っていくと僧帽弁に辿りついた経験から今回も同じように評価してみました。すると、この方も僧帽弁の制限が強いことが分かりました。視床と僧帽弁を繋げてバランスをとり、リリースすることで視床の動きがかなり改善されました。再度傾聴して心臓の方向に引かれないことを確認し、疼痛について尋ねると「全然痛くない」とのことでした。前回の施術から数日経過していますが、現在も痛みなく過ごせているとのことです。

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JOPA一般会員 湊 玉記

「視床セミナー臨床報告」 

 昨年12月の視床セミナーを受講させて頂きその後の臨床報告をさせて頂きます。

まずは会長が長年の努力・研究された内容に関しまして、その内容を惜しみなくご教授頂けました事に心より感謝申し上げます。

昨年は手部・足部、頭蓋からの診断、婦人科、電磁波ベーシック、視床アドバンスと会長のセミナーを受講させて頂き、非常に有意義でした。頭蓋を含めた全身の繋りを臨床に応用するという事、小が大を制するという理論、電磁波への対処の臨床応用、そして今回の視床の臨床応用など、今まで海外 D.O. のセミナーも色々受講させて頂き大切な内容でしたが、「臨床で結果を出す」という意味において会長のセミナーは圧倒的であると改めて感じております。

1. 50代後半 女性

脊柱間狭窄の箇所が二か所、腰椎と頸椎にヘルニアと診断されている方が、12月末腕の痛みと痺れが久々に強くなったと来院されました。3年位前に初めて来院され、上記のような状態で、毎食後の痛み止めが必要な程でしたが「ヘルニアセミナー」の内容なども踏まえたアプローチで症状が激減され1~2か月に一度メンテナンスのように来院されていましたが、今回は少し状態が悪いとの事でした。
会長が電磁波や大気汚染の影響など、セミナー中おっしゃるように以前は比較的簡単に落ち着いていた痛みが最近とれにくくなっているのを感じます。今回は電磁波チップをヘルニアセミナーの理論に応用して施し、最後視床へのアプローチを行いましたが、非常に楽になったと、普段とても静かな女性が普段以上にすごく喜んで下さいました。

2. 50代 女性

体のあちこち(腰、足首、首…)が痛いとおっしゃいます。
あちこちを追いかけても恐らく変わらないので、今回視床へのアプローチを施しました。触っていたのは頭の部分の時間が大半でしたが全身がすごく楽になりこれで暫く頑張れると喜んで帰られました。

 

セミナー後2週間程の臨床期間ですので印象深い臨床例は以上ですが、視床へのアプローチを施した患者さんは体の解放感とそこから来る満足感が違うように感じます。
本年度の開催予定の頭蓋セミナーも楽しみにさせて頂き、より高いレベルでオステオパシーを施していけますように頑張りたいと思いますので今後とも宜しくお願い致します。

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柔道整復師 中村 圭一

昨年末に視床セミナーを受講して学んだいくつかのテクニックを即翌日から臨床で使ってみたところ、驚くほどの効果が出たので、それらの中から2例報告します。

症例1 男子大学生 M君

平成29年12月9日に弓道で弓を引こうととした時に、右手首に激痛が走り2日後に来院。

本人が保健治療を希望したため治療部位は右前腕より末梢とした。M君は中学性の頃、友達とケンカをして強引に右手首を捻じられ負傷した既往が有り、TFCC損傷を疑うも誘発テストにより除外。しかしながら、手関節の靭帯が若干緩んでおり、可動性亢進を認めた。治療は手根骨、前腕骨間膜などに対して手技を施した。

数回治療を行ったが、背屈痛だけがどうしても取りきれなかったので、本人の了承を得て視床に対してアプローチしてみたところ、なんと完全に痛みが消失した。治療時間10分。

治療後、「全身を調べたわけではないので痛みは再発するかも知れない、また痛むようならすぐに来て下さい」と伝えたが、その後来院なし。(1月13日現在)

症例2 50代女性 Iさん

主訴:左肩・首・腰・右膝の痛み

既往症:虫垂炎OP・左卵巣OP・交通事故による頭部裂傷(フロントガラスを頭で突き破った)

Iさんは全身に強いトラウマ痕跡が有り、筋膜の癒着も非常に強く継続的に治療を受けてもらっているが、体幹を右側屈約15°させただけで発生する腰痛がなかなか取れなかった。(その他の運動痛は良好)

今回、本人の承諾を得てアドバンスで学んだ透明中隔にアプローチしたところ本人の限界域(約45°)まで痛みなく例屈ができた。治療時間約15分。これには、Iさんも私もびっくり!!

治療の後「この効果はどれくらい持続するかはわからないので、また痛みが戻るようならすぐに来てください」と伝えたが、その後(1月13日現在)来院無し。

今後、更に精度を高めて、下村会長の域に少しでも近づきたいと思います。

 

 

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理学療法士  鈴木宏之

二例報告させていただきます。

40代男性

来院の数日前に直接的な外傷なく突然の上腕痛。肩の挙上と内外旋に強い制限。まず頭蓋からの視床へのアプローチでバランスをとり、リリースしたところ痛みは3割程度まで減少。さらに教わった別法を試している最中に上腕痛が出る数日前に手の甲を打撲し腫脹があったことを思い出され報告を受けました。そのまま別法を続け上腕痛のある部位と視床を繋いでリリースしたところ痛みは完全に解消し上腕の運動制限もなくなりました。

60代女性
数年前に難病指定の神経疾患となり、症状軽減目的で月に1、2回通院して頂いている患者さんです。今回は来院日朝に段差で後方転倒してしまい、幸いにも頭部は打ちませんでしたが、胸・腰背部を強打したことで全身の痛みと痺れの増悪がありました。早速視床にアプローチしたところ、ほとんどの患者さんは動きが小さく固いのに対して、この方は過剰かつ不規則に動いているのを感じました。しっかりバランスをとって待っていると徐々に動きが収束していきました。その後尾骨まで硬膜チューブの動きを追い
リリースして施術は終了。元々ある痺れは残りましたが、全身の痛みはほぼ取り除けました。

このお二方以外にも視床のテクニックを活用させて頂いております。視床は下位は脳幹に続いて行きますので、リリースすると間接的に呼吸や循環状態が変化するのが分かります。また上部は脳梁、帯状回、大脳縦列(生殖器、足部の感覚野)がありますので、視床の突き上げなどがあれば感情面の異常や足底筋膜炎様の痛みなどが出ても不思議はないように思います。このように考えると他にも大脳基底核との繋がりなどにも興味が湧いてきます。今回の視床のテクニックは単に疼痛緩和だけじゃなく今後頭蓋の構造や機能を理解していく上で鍵になるものだと思います。臨床ではただ乱用することなく丁寧にしっかり他との関連を考えながら実施していきたいと思っております。貴重なセミナーに参加できましたことうれしく思います。ありがとうございました。

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理学療法士   米澤 和真

昨年末の視床セミナーを受講し教えて頂いたアプローチにて、臨床で症状の改善に難渋していた症例に使用してみた結果を報告させていただきます。

【患者】

・女性 47歳

【症状】

・左耳の圧迫感、違和感

・左鼻骨、眼窩周囲部の痛み、違和感

・左肘部、左頸部の痛み

・右第4指の痛み

【既往歴】

・右第4指骨折(2歳)

【経過】

治療を開始し左頸部、左肘部、右第4指の痛みは消失し良好となましたが、左耳の圧迫感、違和感、左顔面部の症状は改善できずにいました.

 【結果】

今回のセミナーで教えて頂いた方法で視床の動き・位置を評価すると、視床が左側に片寄り、動きに制限がありました。その為、視床へのアプローチを実施した結果、施術後は左耳の圧迫感、違和感、左顔面部の症状が改善し、本人も今までの施術後とは違い症状に変化があると言っていました。

今回の症例にかぎらずに臨床の多くの症例において、頭蓋内に何かしらの問題が生じていると思っていましたが、系統立てて何をどのように評価してよいか分かりませんでした。今回の視床へのアプローチにて評価のカテゴリーが1つ増え、身体は全て繋がっているという原理に従ってより身体を評価することが出来るのではないかと感じています。

このような素晴らしいアプローチを開発して頂いた下村先生に感謝いたします.これからもより良い治療ができるよう、努めていきたと思います。今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いします。

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 理学療法士  宮崎隆三

<70代女性>
膝関節の半月板損傷の既往歴があり、左膝関節周囲に動作時に痛みが出現している。

今まで、JOPAで教えて頂いた関節のテクニックなどを用いて治療しておりました。
一時的に痛みが軽減し、しゃがみ動作が出来るようになるなどの改善が見られていたのですが、徐々に症状が戻ってしまう状況でした。

昨年12月のセミナー受講した後、視床の評価・治療と電磁波ベーシックなどを組み合わせ、治療を行うと膝関節の関節包が徐々に膨らんでいき、リリースが起こると自分でも驚くようなポップが起こりました。
チップを使ったこともありましたが、リリースまでの速度が普段よりかなり速く、また治療後3週間経過しましたが痛みは出現していないとのことです(それまでは3・4日で戻ってしまっていた)。

ただ、効果に関しては他の患者で行っても改善が少ないことも多く、安定的な改善が得られているとは言い難い状況です。もっと練習を積み重ねて精度を上げていきたいと思います。

 

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鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師 藤岡 猛

視床のテクニックでの臨床報告をさせていただきます。

2017年12月にセミナーを受けさせて頂いて、その際の受講生が次々に凄い効果を報告している中、私はなかなか驚きの効果が出せず(日常の治療効果は上がっておりましたが)焦っていました。正直、話を作って提出しようとも考えましたが、なんとか3例出すことが出来ましたので報告します。

1.電気工事作業員 男性

作業中に腰を痛めて来院。

立位で背屈すると仙骨全体から左臀部にかけ痛みがありました。

中府というツボをリリースすると伸展時痛みが無くなり、臀部の不安定感が残る。

傾聴すると視床にひかれたので、全く関係のないような離れた所の小さな骨を使い視床をリリースして、もう一度伸展してもらうと不安定感がなくなり全く違和感がなくなりました。

1週間後来院してもらいましたが、違和感もなく問題がなかったので、メカニカルリンクを関節から力線までしっかりしました。

2.主婦 女性 45歳

右足部底屈時の痛み

歩いていて捻挫をしたらしく来院時足を引きずっておられました。

傾聴し僧帽弁、動脈管索、左輪状縫合、右仙腸関節などの制限部位をリリースし治療最初の痛みを10としたら3まで改善、しかし底屈時の痛みは残る。

そこで視床のアンワインディングをし、リリースすると底屈を思いっきりしても痛みがなくなり患者さんはビックリしていました(私が一番ビックリしました)

 

3.マンション管理人 男性 48歳

マラソンをしていて足首が痛くなり何件も整骨院や整形外科に行くが改善されず当院へ来院。

1回目の治療で視床をやってみるが不発、落ち込みながらも通常のオステオパシーで奇静脈、S上結腸、左ひざから足部までの関節、骨内力戦、離開を治療すると10が6まで改善。

2回目来院時には4まで痛みが改善していたが、左足に体重を乗せると痛みがあった。

傾聴すると視床にひかれたので、ACEを使いながら視床をアンワインディングしながらリリース。

もう一度片足立ちしてもらったら痛みが全く無く患者さんはビックリ。

「痛くないでしょう」と当然のように言っている私も心の中ではビックリしました。

 

以上です。

まだまだ会長のように神がかり的な効果にまでは行きついていませんが、それでも驚く様な効果が出ています。本当に挫折しそうになり、ズルをしようかとも考えましたが、なんとか踏みとどまり効果を出せて良かったと思います。オステオパシーの奥深さと面白さをまた再認識しました。

 

<追伸>
臨床報告追加で2名我ながらビックリした結果がでたので報告します。

豊中のある有名な治療院のスタッフ 女性 40歳ぐらい
数日前に料理中に火傷、かさぶたになりかけていたところ来院時の朝に擦ってしまい全てめくれて痛みがはげしくなる。
凄く痛くて困っています。と独り言のように言われていたようですが、会長の「火傷にはすごく効果がある」といわれていたことを思い出し、実験ではなく治療を行いました。
傾聴すると視床にひかれたので、視床をアンワインディング。
リリースし視床が元の位置にはまった感じがし一時呼吸がしっかり出たところで傷口を触ってもらうと痛みが全くなくなっていました。これにはスタッフもビックリ!!
自分で『ゴッド』といっていましたが、本当に神ってますねと尊敬されました。

豊中の有名な治療院の院長婦人 30歳
旦那さんと一緒に歩いている時にリニオンのあたりを鉄柱と大激突。
鼻からかなりの出血をするほどの打ち方で、痛みも相当ひどかったようでした。
たまたま近くに居合わした私が、バスに乗りながら離れた小さな骨と直接アンワインディング、強打直後の頭痛は改善、場所が不安定だったため帰宅時に再度視床を直接アンワインディング、押したときの痛みは少しはあるものの何もしなければ痛まないところまで改善。翌日痛みは無く、あれだけ強打したのにほとんど腫れもなく旦那を置いて友人と遊びに行けるところまで改善していたようでした。最近旦那さんへの風当たりがきつくなっていたようですが、これにより優しさと尊敬を持つことができるようになられたとのことです!

視床とその効果もビックリですが、相手に尊敬してもらえるという副次的な効果もビックリです。

 

 

 

「頭蓋反射テクニック」セミナー受講者の臨床報告

 

先山静孝(一般会員、理学療法士)

 

頭蓋反射テクニックにて自宅での引き篭もりが改善した症例

70代女性

変形性膝関節症で外来リハビリに来られた症例についてご報告いたします。

膝の痛みで来院されたものの、JOPAで習得したテクニックを駆使したところ3回の治療で膝の痛みが取れてしまい、今後どうするか話しをしていると、10年近く家に引きこもっているという話になり、その経過を聞くと、最初は頚部の痛みから始まり、病院では頚椎ヘルニアという診断をつけられ、そのうち動けなくなって家に引きこもるようになり、いつの間にか頚部の痛みはとれはしたものの、何もやる気が起こらず、10分も動けなくて家事も仕事もできず、家に引きこもっていたそうで、10年間誰にも理解されず、家族にも仮病や邪魔者扱いされ、自殺も考えたほど苦しんだそうです。鍼治療なども長年しましたが、いっこうに改善しなくて、今回膝の痛みが取れなくて来院され、運よく医師がリハビリ指示を出して私が担当することとなったという経緯でした。

話をお聞きして、これはもしかしたら私には手におえない患者さんではないか?と、本心では思いながらもやれることはやってみようと、最近習得した頭蓋反射テクニックをご本人の許可をとって試してみることにしました。

評価をしていくと、エモーショナルポイントが残ったので、ポイントと臓器がつながるように角度をとり、どことつながっているかわかりませんでしたが、そのままつながりがリリースされるまで待ちました。終えると、何か頭がスッキリした、体が軽くなったと言われ、喜んでその日は帰られました。

次の日には、今まで10分も動けなかったのに家の庭の草刈を夫と一日中できたと喜びのご報告があり、今では農作業に復帰したり、海に貝拾いに行くほどに回復し、最近では軽トラックの荷台に1人で草を山積みにしたとご報告を受けました。

リハビリ終了後も治療を受けたいということで、私が院長先生のご理解の下、今は副業で行っている自費治療の患者さんとして今でも私の治療を定期的に受け続けてもらっています。旦那さんからも感謝され、これからもずっと治療をよろしくお願いしますと言われました。

担当していた医師には、不思議なことがあるもんですねと言われたそうです。今は睡眠や便秘などの症状も改善し、服用していた薬も全て卒業されています。

この10年間に及ぶ自宅への引き篭もりの劇的な回復ぶりには、本人も家族も私も本当に驚きしかありません。まだまだオステオパシー歴4年目の未熟である私でも頭蓋反射テクニックは劇的な効果をもたらしてくれました。

このような素晴らしい治療法を開発してくれた下村会長に本当に感謝いたします。

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平生 智昭(一般会員、理学療法士)

頭蓋反射療法が有効に働いた症例

50代 女性

既往として関節リウマチ(手指に軽度の変形)、肝炎、腰部脊柱管狭窄症の患者で、主な症状としては腰痛、間欠性跛行、左右手関節の痛みがありました。勤務先の外来クリニックで2カ月ほどフォローしていましたが、長く続いた関節リウマチと肝炎への投薬治療で肝臓の数値が悪くなっており、痛み止めの薬が使えない状態でした。

当初、旧頭蓋反射の治療を主にして週2回ほどの頻度で、各身体の制限部に化学物質や電磁波などの反射点との組み合わせての刺激と解毒反射点を刺激していました。それにより割と腰の痛みは和らいでいましたが、まだ間欠性跛行や肝炎による疲労感が続いていました。

3カ月目に入った時点で、現ベーシックのセミナーを受講することで、物質反射区との組み合わせを新たに刺激に加えることで、間欠性の跛行や疲労感はほとんど無くなったとのことでした。

さらに驚いたのは、フィブロスキャンの値でした。

フィブロスキャンは、パルス振動波の組織内伝播速度を超音波画像解析法により測定するもので、肝臓の硬度が弾性値kPa(キロパスカル)として定量的に数値化され、F0では5kPa以下、F1で7kPa、F2で13kPa、F3で18kPa、F4で22kPaと、肝組織の線維化が進行するに従い測定値が上昇することが知られています。

そして、当初、50という高値でしたが、現在は23となっていました。投薬を行っていない中で、この変化には患者さんも驚かれていました。

このような結果につながったのも頭蓋反射テクニックを開発し、発展させてこられた下村会長の努力があったからと感謝しております。

 

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渡邊 奈々(賛助会員、理学療法士)

頭蓋反射テクニックですが、日々の治療の中でとても役立っています。

特に、先日施術させてもらった方なのですが、急激な左膝関節の痛みで来院されました。

スーパーで買い物していた時に、膝関節に痛みが走り、2,3日は湿布などで様子を見ていたとのことですが、痛みが引かないということで、足を引きずるように歩行されていました。

何か強い衝撃を受けたとか、膝を悪くするようなことをしたという記憶がなく、ただ買い物をしていただけなのに、なぜ痛くなってしまったのかと、疑問に思われていました。

まずは、膜の評価等で見られた問題点に施術を行ったのですが、多少痛みは緩和するも、5割程度の痛みが残存している状態でした。

そこで頭蓋反射テクニックの評価をしたところ、黄砂、乳糖、電磁波、外傷の反射ポイントに大きな反応が見られたため、施術を行い、膝の状態を再度確認していただくと、膝の痛みが全く無くなったと、とても喜ばれました。

また、「膝を全く触っていないのに、なぜ痛くなくなったのか」と、とても不思議がられ、魔法にかけられたみたいだとおっしゃっていました。後から話してくださったのですが、施術開始から終了まで、膝を全く触ってくれないため、「この人、大丈夫かな?」と思われていたそうです。

特に力を使うわけでもなく、劇的に変化されたのを実際に経験し、施術の幅が一つ広がったことを実感しました。これからも、しっかり評価を行っていき、患者さん一人一人に最適な施術ができるよう、努力していきます。ありがとうございました。

 

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齋藤 一太(柔道整復師・鍼灸師)

下村先生、先日は大変お世話になりました。

その後院へ持ち帰り、要点を整理して施行しておりましたところ、10数年前にくも膜下出血で手術をされた方へ行う機会がありました。(手術痕がやたら凹んでいて伺ってみたところ…)

顎の開きが指3本入らないということで、手術痕と外傷反射ポイントをリリースしたところ、開閉がスムーズで容易になる、手術痕の凹みが小さくなるといった変化が起こりました。(顎関節は触っていません!)

その午後その方から38度近い熱が出たと電話があり、いつもだと解熱剤を飲むがどうしたら良いかと問い合わせでした。私だったら氷枕で冷やして様子を見ると伝えましたら、そのようにしてみるとのことでした。

驚きと共に、私の初めての頭蓋反射テクニックの変化をここに報告いたします。

 

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立志 晃三(一般会員、柔道整復師・鍼灸師)

先日、頭蓋反射テクニック(ベーシック)を受講し、早速、臨床報告を少しさせていただきます。

<症例1> 女性   47才

こちらの方は、前回の頭蓋反射療法を受講し、すぐ実践した症例です。

主訴:喉の渇き、頭痛、乾燥肌、肩こり

問診:主訴以外に花粉症、便秘、があり花粉症は目のかゆみ、水どちらもかなりきついとの事、便秘も一週間に二回しか排便できない、本人は更年期障害かなと思っている様子で内科・外科の治療は現在していない。

初検:脊柱の評価、C1.2.3、L5.S1に制限、頭部、腹部からの傾聴で内臓の虫垂間膜に引かれる。

問診と初検で頭蓋反射テクニックが有効かと思い実践。

 

頭蓋反射:黄砂ポイント・エモーショナルポイント・電磁波ポイント、気体ポイントに反応があり、プライマリーとして黄砂ポイントが残る。

治療:チップを使いエモーショナルポイント・左物質反射ポイントを繋ぎリリースし、次に黄砂ポイントと右物質反射ポイントを繋ぎリリースし、C1.2のリリースを施す。一週間に一回のペースで毎回頭蓋反射テクニックを使い、たまに内臓の位置、質感を確認の為内臓マニュピレーションを使う。食事指導も行い、糖質の過度の摂取、乳製品の摂取をなるべくしないよう指導、出来たら朝フルーツだけ取るよう指導し実践してもらう。

考察:主訴を聞いた時に更年期障害より電磁波かPMの事が頭をよぎり、電磁波の過度の帯電により、皮膚が乾燥し喉の渇きがあり痛がしてるのではないかと想定する。

経過:一回目の治療で首、肩、頭痛はスッキリする。腹部傾聴もニュートラルになるが、喉、乾燥肌に変化なし。C1.2のリリースをした際、かなりの電磁波の放出を感じる。三回目の治療以降少しずつ喉の渇きも緩和され、頭痛はほとんどしなくなっているとの事、乾燥肌は以前変化なし

3カ月目の治療ぐらいから乾燥肌が少し改善しつつ肌の質感が変わったとの事、便秘も少し改善され表情も明るくなり治療も二週間に一回にする。

5ヶ月目春の花粉の時期になっても、鼻水、くしゃみ、は例年に比べかなり良くなり、目の痒みはまったくなくなっている様子。本人はかなりびっくりしておられました。肌も潤いが出て、口渇はほとんどしなくなり、便秘も1日おきの間隔で排便できているが本人は毎日スッキリ出したくて、まだ治療を続けて欲しいとの事、現在も悪化することなく通院中。

 

 

<症例2> 女性    57才

こちらの方は顔面神経・上頚神経節・中頚神経節に帯状疱疹が出て表情筋の麻痺が顔左半分に出てる方で、二ヵ月後、カナダに引越しするのでそれまでに治して欲しいと来院。

主訴:左顔面麻痺

問診:フランス人のご主人と引越しの事でトラブルになりかなりストレスを感じている様子、過去にヘルペスに羅患したことなく、手術・外傷を受けた既往歴もない。現症状は発疹が出てピリピリとした痛みと痒みが出て、数日後の朝、顔左半分が垂れ下がり顔が歪み、怖くなり、外科を受診し点滴と投薬で2、3日ぐらいで発疹はうすらいできたが、麻痺は残る、血圧・脈拍は少し高いが薬は飲んでいない

初検:左第2・3前方肋骨、OA関節圧縮、頭部からの傾聴で肝臓に引かれる、左眼瞼、左口角が下垂し笑顔を作っても、左顔面全体が少ししか動かず。

頭蓋反射:解毒ポイント、放射能ポイント、エモーショナルポイント、ウィルスポイントに反応し、プライマリーは解毒ポインに出る。

治療:頭蓋反射テクニックでチップを使い、まずエモーショナルポイントと左物質反射ポイントを繋ぎリリース、次に解毒ポイントと右物質反射ポイントを繋ぎリリースし、次にチップで茎乳突孔の近くと中頚神経節で抑制バランスをとり、次に茎乳突孔と眼輪部、眼窩上孔、口角部で抑制バランスをとりリリース、次にOA関節のリリース、第2前方肋骨の矯正を施す。

考察:患者がかなりストレスを感じ、疲労している感じとイライラ感を察し、中医学的五行臓腑と解毒作用の関連性で肝臓に問題がある様に思いアプローチする。

経過:一週間に2回治療し、4回目まで痛み痒みはないが筋の動きに変化がほとんどでなかった。時間がないので本人が5回目前に星状神経節ブロック注射を病院でしてもらったと報告があり症状は前回とほぼ変化なしの様子、5回目に解毒ポイントと肝臓とを繋ぎフォースを抜くラインに中頚神経節のラインと重なり神経の動きを感じながらリリースする、自分でも表情筋を動かすトレーニングを指導。6回目に来院の時だいぶ水を飲んでもこぼれなくなったが、眼瞼はまだ少し開けにくい様子。7回目は発疹の跡もかなり綺麗になり痛み痒みも再発なく、口角も上がっているが少し動きが鈍く、眼瞼は開くようになったが少し重い感じがする。8回目前に前回ブロック注射した病院に予約を入れていた為受診、ドクターはかなりの速さで良くなっている事にビックリしていたようで、見た目はほぼ普通と変わらない感じになっているが眼瞼の動きは少し鈍い感じがあるようだ。この時点で引越しの為カナダに行かれる。現在はどういう状態かわからない。

 

2つの症例を報告させて頂きましたが、他にも多数、チップを使った頭蓋反射テクニックを使わせて頂いております。

成果もかなりの頻度で出ていると思います。患者の方も不思議でビックリしながら喜んでもらっています。成果の出ていないものに関しては、まだ、自分の細部まで診る能力とテクニックの未熟があると思うので勉強と練習の積み重ねが必要と痛感してる毎日です。特に脳神経核、リンパなど多岐に渡りアプローチ出来るともっと治療に幅ができ成果にも期待できるのかなと思います、その為にセミナーもどんどん参加し復習しトレーニングし自分の物にし成果を上げて行きたいと思います。

後、気がついたことで頭蓋反射テクニックのような患者になかなか理解しがたいテクニックは、ある程度信頼関係が出来てからじゃないと不信感を持たれ嫌がれる事もありました。

あともう一つ、チップを使って治療していても1日に数人治療したらかなり自分の体が疲れるのが早く、呼吸が浅くなっていく感じがします、電磁波を抜いたり、防御する事も少し考えながら治療していかないと自分の体が危険な感じがしてきている毎日です。

 

簡素で乱文ながら以上臨床報告をさせて頂きました。

今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いします。

 

「頭蓋からの診断(アドバンス)」セミナー受講者の臨床報告

藤岡 猛(一般会員、鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師)

 

今回ベーシックに続き、アドバンスを受けさせてもらい帰ってからすぐ患者さんを治療しました。

初回右臀部から右足先までしびれがひどく、痛みもあり杖なしでは歩いては来ることはでき無い状態で、私なりに傾聴などの検査を使い治療し痛みに変化はなかったのですが、制限はとれたのでその日は治療を終了し本日再来院(1週間後)されました。

「治療後どうでしたか?」と話を聞くと、「変化がなかった」と言われ・・・痺れは消えず、その後整形外科に行ってMRIを撮るとヘルニアで圧迫されていると言われ、痛み止めの薬を出されたそうですが、薬が嫌で飲まずにいると徐々に痛みがましになってきたとおっしゃっていました。そして「治療後良くなって来たのですよね?」と聞くと、「いや、勝手に良くなってきました。」と言われる始末・・・ともかく気を取り直し、早速教わった頭蓋からの評価をすると頭に引かれて静脈の流れのようなものを感じました。

いつもならここで静脈の流れか、神経の動きかわかりにくい時があり、内頸静脈とつなげてみたり、迷走神経とつなげてみたりと色々工夫して、上手くいったり上手く行かなかったりでした。ところが今回は違い、下村先生に教わった静脈の評価をするとしっかりと最初の評価と同じような感覚があり、神経の評価でした場合はそのような感覚がありませんでした。

ですので、内頸静脈とつなぎ張力バランスでゆるめ、その後も下大静脈から下につながる静脈をゆるめ(原理原則がわかっていれば下大静脈を固定しもう一方がつながるところでコンタクトし張力バランス←総合評価テストがうかるとこまでくるとこういうこともできるんだなぁ・・・と我ながら感心)、心臓から内頸静脈の部分、横静脈同(静脈同の評価で確認)して行き、恥骨の右側の神経にひかれたので、本日習ったリコイルでゆるめ、心臓も2か所おかしなところがあったので、リコイル!!

調子に乗ってやりすぎたため肝臓が硬くなってきたので、頭蓋反射の「解毒ポイント」で肝臓を浄化したら組織が落ち着いたので、歩いてもらったら右臀部と大転子後方の痛みが消失し痺れも消え筋肉のつっぱりが少しあるくらいで歩きやすいと喜んでもらいました。

一応、私も『前回の治療が効いていたから今回治療しやすかったですよ』と、さも当り前のように言っておきましたが、心の中では感動で飛び跳ねていました。(笑)

今回、ピンポイントでの各組織(神経、動脈、静脈、静脈同、エモーショナル等々)の評価ができるようになったおかげで自信をもってテクニックに入ることができ、下大静脈とつなげたテクニックも、迷走神経かもしれないし、内臓かもしれない・・・。となると迷いができてテクニックもうまくいかないことが多いですが、それが静脈と自信を持っていたからこそ適格にできたと思います。

今まで何度も何度も評価が大切だと教え込まれてきました。そして自分でもわかっているつもりでいましたが、今回評価がピタッと合ったらこれほど治療効果が違うものなんだと痛感させられました。そして、このような素晴らしい評価を独自で考えられた下村先生の凄さを、身を持って感じました。総合評価テストを合格し、自分でも少しは成長したかな?と思っていましたが、少し上に上がると下村先生ははるか先におられるのだなということがよくわかりました。ベーシックのテクニックや評価も大変素晴らしいですし、私もそれで驚くような効果を出したりもしてきましたが、総合評価テストを合格しないと受講できないセミナーには、やはりそれだけの価値があるんだなと。

本当に何度も何度も諦めそうになり、総合評価なんて夢のまた夢だと思っていましたが、諦めず続けてきて、JCAセミナーを受講できて本当に良かったと思います。

私もそう思っていましたが、始めたばかりの人はこんな難しい事は僕には無理かもしれない・・・。講師の先生たちが凄いからできるのか・・・。才能があるからできるのだと思ってしまいがちですが、その凄い先生たちも自分たちと同じような苦悩を乗り越えられて、今があるのだという事です。

お金もかかるし、しんどいし、できるかどうか不安やし、こんなの続けられるのかと思ってしまいますが、私が今ここまできて思うのが、オステオパシーは人生をかけるのに申し分ない治療法であり、哲学だということです!

JCAのセミナーは皆さんに本当に受けて欲しいセミナーなので頑張って総合評価テストを合格してください(今はJTOCという、うらやましい道もありますけどね)。

かなり話がそれましたが、これからも下村先生や講師、テーブルトレーナーの先生方に少しでも追いつき追い越せるよう頑張っていきたいと思っていますので、これからもどうぞよろしくお願いします。

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平生 智昭(一般会員・理学療法士 )

先日受講した頭蓋からの診断で良い反応のあった症例を報告させていただきます。

40代 女性

既往:交通事故外傷 (診断名:頸椎捻挫、腰椎捻挫)

なかなか疼痛がひかず、頭蓋からの診断を受講する以前は、膜の評価や、頭蓋反射でひっかかる部分を治療していましたが、どうしても、戻りが大きく、なかなか改善せず、困っていました。

今回受講したセミナーの中で、感情によって問題になっている臓器の感覚を知ることができると教わり、評価を行うと、この方も肝臓でしたがその感触がありました。

治療では頭蓋反射でのエモーショナル反射点を利用したリリースで、戻りなく、症状が改善したまま過ごすことができており、驚いています。今後も経過を見て、報告したいと思います。

 

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 湊 玉記(一般会員)

 

先日頭蓋からの診断アドバンスを受講させて頂き、その後の臨床報告をさせて頂きます。

まずは、会長が長年努力、研究された診断法に関しまして、その内容を惜しみなく教授頂けました事に心より感謝申し上げます。

また自分自身、知識も技術も未熟な中JOPAに参加させて頂き、「頭を触るだけで全身の血管、神経に至るまで診断できる」という、当時の自分にとっては雲をつかむ

ような内容を今こうして自分が臨床に取り入れさせて頂いている事をとても感慨深く思います。

 

臨床報告ですがその内容の素晴らしさはまずセミナー中にも感じる事がありました。

 

1、全身の血管を評価する実技練習の際、まずパートナーの頸を触診していると2番に左への側屈制限があり顔をしかめるような圧痛がありました。そして練習で血管を評価すると右の橈骨動脈に制限がみられ、そこを開放する事によって再度頸の状態を確認しますと制限はとれ圧痛もほぼ和らいでいました。動脈は今までメカニカルリンクで診ておりましたがリンクだとテストしないと当然解りませんが、頭蓋からの評価法だと身体全体の血管が浮き出るように評価できるので当然臨床時間も短縮されますし画期的でした!

 

以下は帰宅して以降の1週間ほどの間での臨床での事ですが

 

2、腕の拳上制限と痛みを訴えていらっしゃる40代男性ですが、頭蓋から評価しますと左下肢の足指の方に引かれるものを感じました。お聞きすると小さい時に左下肢小指の骨折をされたという事でした。骨膜を緩め骨内病変をリリースして、他の施術は加えずまず拳上を再テストしてみますと改善され痛みも感じられませんでした。

 

3、頭痛と頸の痛みで来院された方ですが、評価を行いますと右の鎖骨下静脈の制限を感じました。この時は時間の関係もあり、柱を作るやり方や三点バランスリコイルではなく、メカニカルリンクのリコイルのやり方でリリースしましたが、痛みは解放されました。メカニカルリンクでは静脈は動脈に準ずるという事で評価法がありませんし、今までの臨床では急性の痛みや静脈の排液を行う際は、静脈洞や内頸静脈、体幹部であれば奇静脈を主にアプローチしておりました。今回のセミナーでは静脈も動脈と同じように浮かび上がるように3Dで評価出来るので制限のあるところを局所的にリリース出来る事に感動しました。

 

4、その他、ご年配の方には下肢の動脈の制限を感じる事が多々ありますし、やや重度の鬱の方は大動脈輪の部分のほとんどが制限しているように感じました(一例なので他の鬱の方もそうかはわかりません)。会長がセミナー中におっしゃっていたように脳卒中の後の方でどうも四肢の痛みが消えないという方がいらっしゃるので今度来院されたら大動脈輪の評価をしてみたいと思います。その他、セミナー中におっしゃってましたように頭蓋から評価しますと四肢の制限というは今までの印象以上に多く感じますし、当然頭部に引かれる方の割合も非常に多く感じます。

いずれにしましても、まだまだ未熟でこの診断法に確信が持てるレベルではありませんので他の評価法(傾聴、抑制、モーパル、リンク、一時呼吸…)での評価と合わせて、頭蓋からの診断の精度を上げていけたら素晴らしい武器となりうると感じております。

 

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 中島 昌伸(一般会員・柔道整復師)

 

約6年前『オステオパシーの世界へ』セミナーで初めて下村会長のデモンストレーションを見たときに、その結果やテクニックの素晴らしさは勿論ですが、一番驚いたのはその診断法でした。触診というものは患者の訴える部位を触ったり、そこに関係している関節や筋肉のモーションを見るという固定概念があったため、頭蓋から関節、筋膜だけではなく神経や血管までも診断できるということが理解できなかったからです。

 

以来自分も同じように患者を頭蓋から診断するということが目標になり、また勉強をしていくモチベーションとなっていました。

今回、その診断法を教えていただき自分なりに臨床で使用してみた結果を報告させていただきます。

 

〈患者〉

13歳 男性

 

〈既往歴及び症状〉

起立性調節障害と診断(頭痛、めまい)

両足首の運動障害(底屈障害)

右膝関節痛、右股関節痛、左肩関節痛

 

〈経過〉

平成29年2月より7回の治療を行い数年来続いていた頭痛やめまいもほぼ消失し、その他の症状も良好となっておりましたが、左右の足関節が背屈位でロックしており何をやってもその状態を改善できずにいました。

 

〈結果〉

今回のセミナーで教えていただいた診断法を用いることで大脳動脈輪の問題が見つかったためリリースしたところ、左足関節の底屈障害が消失しほぼ正常な可動域になり、右足関節の可動域も8割程度改善。

過去7回変化を出せずにいた足首の状態が頭蓋の動脈の治療だけで激変したことには近くで見ていたお母さんもビックリしており、3週間後にチェックした際には両足関節ともに正常な可動域になっていたことには自分が一番驚きました。

その他にも今回教えていただいた脳底硬膜静脈洞の治療では驚くべき変化が何例も見られています。

 

今までの自分では頭蓋内に問題があると分かっても診断できる部位が限られていましたが、そこに動脈、静脈、神経と選択肢が広がった事でより多くの患者に対応できるようになり、体は全て繋がっているということを再確認できました。

またオステオパシーの原理原則というものが全てを物語っており、治療家のレベルはテクニックの出来だけではなく解剖学、生理学の知識と診断力で決まるということを、心の底から理解できました。

今後、会長がいつもおっしゃっている脳の神経核とか心臓の弁といった部位を治療できるようになれば、更に治療家としてレベルアップできると確信しております。いつの日かセミナーで教えていただける日を心待ちにして、それを目標に頑張っていきたいと思います。

よろしくお願いします!!

 

 

 

 

「腰椎椎間板ヘルニア」セミナー受講生の臨床報告

柔道整復師  多田 和雅

 

腰椎椎間板ヘルニアセミナー受講直後、偶然にも急性のヘルニアの患者さんを治療する機会を得ました。患者さんは30代女性で腰痛既往有り。症状は下記の通りでした。

治療の2週間前にくしゃみと同時に動けない程の強い腰痛と、直後から起き始めた右下肢の痺れ。立位、座位ともに痛みと痺れのため長時間保持が困難。整形外科受診時にL4/5のヘルニアと診断。

 

全ての検査、治療手順において下村会長の言葉を思い起こし、確認しながら慎重に手順を進めていきました。

初めてのヘルニアの治療でしたので、実際の患者さんの身体はどうなっているのか?と検査、傾聴を行いましたが、下村会長のおっしゃられた状態が、まさにそのまま自分の目の前にありました。ヘルニアの部位の状態、痛みの原因、痺れの原因、会長が教えてくださった状態一つ一つに「あぁ、この事なんだ」と納得しながら治療を進めることができました。一連の治療手順が終了して、体を休めてもらうのに仰臥位になってもらった時に、患者さんから一言、「痛くない」「この姿勢は痛みと痺れが強くてしばらくできていなかった。全然痛みもしびれも出てこない」とのことでした。

教えていただいた治療手順通りにうまく状態が改善できた実感と手応えはありましたが、初めての治療で本当に自分に上手くやれるのか、上手く出来たのか自信がありませんでしたが、本当に患者さんから痛みが消えていました。しばらくしてから起き上がってもらった際にも痛みはなく、不思議そうな顔をしていましたが、動作確認してもらっても痛みが出ないことにとても嬉しそうでした。

現在、3回目の治療が終了したところですが、基礎状態があまり良くなかったため毎回違う部位にわずかな痛みを訴えて来院されますが、ヘルニアの痛みと痺れは全く再発していません。治療も上手く進んでいると思います。

 

このヘルニアの治療の成功は本当に大きな驚きと喜びがありました。

今まで何もできなかったヘルニアの治療ができるようになったということ。もう一つはいままで自信のなかった自分の感覚や手技がきちんと結果を出すことができたということです。自分の手を信じてやってはみても、本当にこれでいいのか?という不安がいつもついてまわっていました。しかし、このヘルニアの治療中、下村会長が教えてくださった状態をちゃんと自分の感覚で把握できたこと、手技によって状態が変化していく様を自分の手で捉えることができたこと、そしてそれが結果に繋がったことが本当に嬉しかったです。

 

この治療の後から、他の症状の患者さんであっても、より全体像と構造の異常と症状の関係をクリアに把握できるようになったように思います。

会長の「考えろ」の言葉がありがたいアドバイスになっています。

 

今まで何もできなかった自分に、きちんと患者さんと向き合う勇気と力と、そして自信を与えてくださる下村会長にはいくら感謝してもしきれません。

これからもより良い治療ができるよう、努めていきます。

ありがとうございました。

 

腰椎椎間板ヘルニアセミナー受講生の臨床報告

 理学療法士      藪   慎一郎

 私が椎間板ヘルニアセミナーを受講させて頂いてから1年半になります。

その後一度、ヘルニア治療のコンセプトの素晴らしさと治療成果の報告をさせて頂きましたが、今回は現在の近況を報告させて頂きます。

私が勤務しているのは整形外科単科の病院で、腰椎の手術件数は年間200件程度あります。

最近は保存療法が主体となり手術件数は大幅に減ってきていますが、それでも本当に手術が必要な患者さんが一体どれくらいいるのだろう、と以前から疑問に思っていました。

そのような中でセミナー受講後に担当した1症例を紹介させて頂きます。

40代の男性でMRIでL⒋5に右下に垂れたヘルニアがあり、右下肢痛と痺れが強くまっすぐに立てない状態でした。逃避性の跛行がみられ、SLRは35°でした。他院でブロック注射を3回し、症状の改善がみられなかったため、手術目的で入院予約を取るために来院されていました。

一定の評価をし、セミナーで教わった通りの手順で治療を進めて行くと、治療中の寝返り動作を行う時に不思議な顔をして、かなり楽になってきたと言われました。

治療後はSLR60°で下肢症状は無く、立位での前屈、後屈の可動域の改善がみられました。立位姿勢はまだ少し治療前の状態が残っていましたが、症状は無く、歩行も問題ないとのことでした。治療後2.3日様子をみたいとの事でしたが、後日入院予約は取り消されていました。

手術が必要と言われていても、手技療法で何とかなる症例もある。ということを実感させてくれた症例でした。

以前は長期にわたる治療期間の中で症状が改善したとしても、治療効果なのか自然寛解なのかよくわからないような状態でしたが、現在はアプローチ直後に劇的な変化が見られることが多いため、自分が介入したことによって変化が起きたことが実感出来るようになりました。そのため、 不謹慎な言い方ですが最近はヘルニア症状に対する治療が面白く感じるようになってきました。

また、この治療法はヘルニア以外の症例にも有用なため、自分の中での治療の幅も広がり本当に助かっています。

ただ、今の自分では対応できない病因のヘルニア症状も多々あるため、自分自身で評価ができ、それに対応する治療プログラムが立てられるよう努力していきたいと思います。

長年のヘルニア治療に対する苦手意識と、自分に対する無力感を払拭する機会を与えていただき、下村会長には本当に感謝の気持ちで一杯です。

 

視床セミナー受講生の臨床報告

視床セミナーを受講して

柔道整復師 前田 悦宏

 

 オステオパシーのチック症状に対するアプローチ方法は「膜Ⅰセミナー」のデモビデオで一度は目にされたことがあると思います。視床セミナーでは、視床の構造と機能、手で感じられる動き、痛みと視床の関連性、そしてチック症状の場合、視床がどのような状態であり、またその時にどう対処すべきかといった臨床方法論を教えていただきました。視床セミナー受講後、チック症の方に行った治療について僭越ながらご報告させていただきたいと思います。

 

臨床報告 チック症 (10歳 男子)

 《治療前の状態》

4~5歳で発症。唇の周りを舐め回すのがやめられない、足をゆするなどの運動性チック症状および咳払いなどの音声チック症状あり。

学期末頃に日常生活でのチック症状がピークとなる。小児科での脳波検査異常なし。音楽活動を行ったり、外的ストレスを軽減するように注意したりすることで症状が軽減したため積極的な治療は中断中。

ご家族の方によれば、寝付きも悪く、身体は常に緊張している様子とのこと。

 既往歴

左肘:肘内障 (2~3歳頃)

熱性痙攣

 

《診断と治療》

(初診)

ベッドに寝ている状態で唇を噛む、手足の不随意運動に変化は見られず高頻度でチック症状が出現していた。傾聴と視床の評価および頭蓋反射療法テストを行う。

頭蓋反射療法テストで砂糖反射ポイントと左橈骨茎状突起、乳反射ポイントと右第六肋骨を治療。

次に視床テストで視床が右にスライドし、左側屈していることを確認し、この視床の変位に影響を及ぼしている体の部位を探し、見つかった順に左足立方骨、右手舟状骨、右第5肋骨の治療を行い、視床のバランスをとり、視床の傾きが正常に近づいたことを確認し初回の治療を終了。

 (2回目の治療:4日後)

初回の治療後、ご家族の方からチックの回数が激減したと報告を受ける。二回目の治療では、初診時にベッドに寝ている時に起こっていたチック症状の回数が大幅に減少していることを確認。視床と全身との関連を再評価し、右第三肋骨、左第六肋骨、左頬骨の治療を行う。治療中に眠るといった状態が見られ、全身の緊張が緩和しているように感じられた。

 (3回目の治療:7日後)

 ベッドに寝てもらった状態で、治療中のチック症状は出現せず。治療はSBS圧縮のリリース、左側頭骨のリリースを行う。治療中は非常にリラックスされており、治療後も非常に心地よかったという感想を頂く。

 (4回目:4日後)この日は転倒して外傷を起こして来院されたため、その外傷の治療に当たりチック症に対する治療は行わなかった。しかし、痛みと視床の関係性を考慮し、視床のバランスを確認し治療を終了する。この日も治療中にチック症状は全く出現しなかった。

※この方は海外からお越しいていただいていたため帰国の事情で計4回の治療で終了。

 

(患者さんから頂いた感想)

先生が作成された臨床報告で、息子が受けた治療が実際にどういうものだったのか知ることができて良かったです。先生の手で頭を包み込まれると気持ちよさそうに眠ってしまう息子の謎は私には未だに解けてはいませんが。

先日息子が怪我をし、「前田先生に診てもらった青あざはすぐ消えたのに…」とつぶやいていました。彼なりに、オステオパシーの素晴らしさを改めて実感しているようです。息子の調子が余りにも良いので、こちら(海外)のオステオパシーを試すのを親の私が躊躇っています。

次回日本に行くときは家族全員で先生にお世話になろうと、今から企んでいますので宜しくお願いいたします。

 以上

 

 オステオパシーに出会うまで、チック症に対して治療を行えることは想像もしていませんでした。初めてJOPAの膜Ⅰセミナーでチック症に対するアプローチとその劇的な症状の変化を目にしたとき、こんな技術は下村会長にしかできないものではないかという否定的な思いと、自分もこの技術を習得できたらどんなに治療が楽しくなるだろうかという肯定的な思いの入り混じった感情になったことを今でも覚えています。膜Ⅰのデモビデオをみたことがある方の多くは私と同じような感想をお持ちになったのではないでしょうか?

今回この臨床報告をさせていただいた理由は、過去の私と同じように高度な技術に対して否定的な思いをもってしまった方に対して、下村会長の技術は決して下村会長しかできないものではないということを皆さんにも知っていただきたいと思ったからです。この技術を体得するまでの道筋を作っていただいた下村会長に感謝し、今後も技術向上に努めて行きたいと思います。オステオパシー万歳!(臨床報告内容について患者からの承諾を得ています。)

 

 

 

視床(ベーシック)セミナーに参加して(臨床報告)

鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師 樺沢 由美子

 

昨年末、視床のベーシックセミナーを受講しました。

臨床での成果をご報告させていただきます。

 

60代前半の女性(Mさん)

5年程前にパーキンソン病の疑いありと診断され、2年程前から薬を服用するも殆ど変化なし。

婦人科、虫垂炎の手術歴あり。

整形外科の医師からは、下部腰椎が変形との診断あり。

症状としては、体中に強ばりがあり、頚部から腰背部、脚など、いたるところに圧痛がある。

腰を伸ばしていられず、右臀部、腰背部に痛みがある。少し歩くだけで、臀部と腰背部の痛みが強くなり、息切れもする。

右脚と右手に震えが出ている。右脚が持ち上がりにくく、十分に前に出せないために、パーキンソン病の方に独特の小刻みな歩き方になる。

 

Mさんは、5年程前から、私の所に月に2度程、治療に来てくれていました。

治療後は、脚の震えが止まり、腰が伸び、臀部と腰背部の痛みがとれ、楽になったと喜んでもらえてはいたものの、治療後の様子を見ると、手の細かい震えが残り、体の強ばりがとり切れていず、歩き出すと足の運びが幅狭。そして残念なことには、やや改善したと思われる症状も長続きせずに、次に治療にみえる時には殆ど元の状態に戻っている、という状況でした。

 

昨年末に、クラニアルセミナー  視床(ベーシックセミナー)に参加させていただき、視床の診断と治療法を学ばせて頂きました。

早速、Mさんの視床の動きの状態を診てみると、動きが非常に小さく、左右とも視床の動きに引っ掛かりがありました。視床の問題を改善してから、硬膜の緊張、手術痕の癒着、脊柱などに対して、施術をしました。それまでに比べて、身体の反応が非常に早く大きく、楽に治療ができました。

 

結果、身体中の強ばりがとれ、臀部と腰背部の痛みがなくなり、首や背部の圧痛もとれ、腰が伸び、手脚の震えが止まりました。

以前は、脚が十分に上がらないこともあり着替えが大変だったのですが、バランス良く片足立ちも出来るようになっていました。動作がなめらかになり、まるで別人のようなしなやかさが出ていました。歩幅も治療前の3倍程になりました。

この、奇跡のような変化に、Mさんと二人でびっくり!!!

 

今迄、不平も言わずに通ってきて下さったMさんに、遅ればせながらやっと報いることができたと、「視床」と下村先生に心から感謝いたしました。

 

追記

2週間後、4週間後に治療に見えた時には、臀部と腰部の痛みがあり、腰がやや伸びにくくなってはいるものの、痛み方が以前よりはずっと軽いとの事でした。また、身体の柔軟さがある程度維持できており、手にやや強ばりが出てはいましたが、脚の震えは出ていませんでした。

 

「腰椎椎間板ヘルニアセミナー」受講生の臨床報告

2013年2月16-17日に開催致しました、「腰椎椎間板ヘルニアセミナー」受講生の方々から臨床のご報告を頂きました。ご覧ください。

 

腰椎椎間板ヘルニアセミナーを受講しての感動と驚き

 前田 豊和

 セミナーを受講させていただいた翌日に、腰椎椎間板ヘルニアで苦しんでいらっしゃる患者さんに、教えていただいた通りに治療を行った結果、劇的な改善に自分自身が驚いてしまいました。そして、その興奮を患者さんの前で抑えるのに必死でした。結局、その興奮した気持ちを抑えることは出来ず、この感動を何とか下村会長に伝えて頂きたいと思い、午前の最後の患者さんの治療が終わるとすぐに、JOPA事務局へ電話をしてしまいました。

 今回、治療を行った患者さんの状態ですが、約一か月前に、腰椎椎間板ヘルニアの診断により、腰痛・左下肢のしびれを主症状に、歩行時に左立脚期での支持性低下、遊脚困難による歩行能力低下、座位保持ができず休職をしなければならない程の状態でした。そのため、来院された時は空いているベッドで膝を屈曲した状態で待って頂かなければなりませんでした。今までの治療としては、内臓マニピュレーションを受講した時に下村会長が言っておられたことをヒントに治療を行い、初診時と比べるとある程度の改善は見られていましたが、まだ復職に至らない状態でした。しかし、椎間板ヘルニア受講後にセミナーで教えて頂いた通りに治療を行った結果、座位保持での症状はなくなり、歩行での不安もなくなり、こわばった表情から笑顔が見られるようになりました。

それまでは、毎回の治療に満足のいく結果が得られていなかったにも関わらず、必ず一週間後に来院されていた方でしたが、今回の治療後は、翌日にもさらに状態が良くなり、復職を検討できるほどになったので、少し(治療期間をあけて)様子を見させて頂きたいと電話がありました。

 私は、整形外科の外傷を中心に手術を行っている病院で、理学療法士として、あくまでも医師の指示の下、治療を行っている立場です。

組織に属していれば理不尽の連続ですが、セミナー受講後は職場に行くのが楽しくて仕方がありません。

会長は、いつもセミナーで症状や診断名に対して治療を行うのではなく、身体の状態を読み切り、症状を引き起こしている原因をオステオパシーの哲学に基づき、解剖・生理を理解した上で治療を行うことが大切であると言われています。今回、腰椎椎間板ヘルニアという限定したテーマでセミナーを開催されるのは、確固たる何かがあるに違いないと思い、慌ててセミナーの受講条件を満たせるようにして、何とか今回の受講に至った次第です。セミナーの内容ですが、机上の空論ではなく、腰椎椎間板ヘルニアの病理、実際に想定される具体的なことを伝えて頂きたく、「そんなこと あるある」という感じで頷くことの連続でした。実際の治療技術は、これだけが絶対ではないという前置きはありましたが、無駄を省いた的確な方法も教えていただきました。セミナー内容以外も、治療者にとって考えさせられる驚きの内容も多く教えて頂きました。

 下村会長とJOPAに出会わなかったらと考えると、恐ろしくなります。今まで受けたセミナーで外れはありません。目には見えるものではありませんが、いつも金額以上の物を与えて頂いていると感じています。恥ずかしい話ですが、十分な触診能力、技術のない私がこれほどまでの結果が出せたことに感謝しています。

会長は、セミナーを受講するには最低限のレベルが必要だと言われています。受講条件の制限は、厳しさよりも会長の愛情だと感じました。厳しい経済情勢の中、本当に生きていけるように考えて頂いていると思います。今回は、ご褒美を与えて頂いたと思っております。ありがとうございました。

 

「腰椎椎間板ヘルニア」セミナー受講後の臨床報告

 柔道整復師  奥山 誠

  セミナー受講後に5年程前にヘルニアと診断された患者さんが来院されました。この患者さんは、初診時の問診で腰痛・左下肢の違和感・左母趾の痺れを訴えられていました。普段の生活では支障はないものの、長期間苦痛を感じているとの事でした。通常では骨指標・全身傾聴・アーキング等を行い評価した後に治療に入るのですが、今回は、ヘルニアという事でセミナーで教わった手順通りに治療を行いました。

治療後、患者さんに症状を伺うと、腰痛と左下肢の違和感がすべて消失しているとのことでした。しかし、左母趾の痺れが若干残っているので、1週間後にもう一度治療をすることになりました。2度目の治療後、左母趾の痺れも消失し、訴えられていた症状をほとんど取り除く事が出来ました。

今回のケースの様にすべてが上手くいくわけではないと思いますが、劇的に改善した1例として御報告させて頂きます。

下村先生が、いつも教えられているオステオパシーの哲学である、症状ではなく原因を探してそこにアプローチする事を改めて認識いたしました。

まだまだオステオパシー道の入り口に入ったばかりの私ですが今後共、ご指導宜しくお願い致します。

 

腰椎椎間板ヘルニアセミナーを受講して

理学療法士 猪飼 千仁

 今年2月にヘルニアセミナーを受講し、大きな効果を得られたので、その旨をお礼と共にここに報告させて頂きます。

 私はこれまで何度も椎間板ヘルニアの方を治療する機会に恵まれながらも、一度も患者・セラピスト共に満足のいく結果を得たためしがありませんでした。腰痛関連の書籍を読み常道の治療に工夫を加えるも望むような結果は出せず、『症状の改善が頭打ちになる→ その場しのぎの治療が続く→医療費が無駄にかさむだけになる→患者が治療に来なくなる』という悲しい流れが続いておりました。

何故毎回、治療が頭打ちになっていたのか。ヘルニアセミナーはその大きな原因の回答を与えて下さるとともに、私に一つの成功体験をもたらしてくれました。

成功体験を得た一例は54歳 女性。職業は専業主婦。私の母です。

画像所見を確認すると、腰椎2番から腰仙関節まで全ての椎間板が後方に突出しておりました。治療はやはり牽引をはじめとした物理療法。医師から「減量せよ」と命じられて帰って来た母は、多くの患者と同様やがて通院をやめました。その後はぎっくり腰を繰り返しその度に日常生活に支障をきたしておりました。不思議な事に痺れや筋力低下といった神経症状は出現しておらず、症状は腰から下肢にかけての痛みのみでした。

今回も腰痛を訴えていたので、セミナーで教えられた治療を施行したところ、疼痛が改善。体幹伸展可動域が増加しました。何より驚いたのは、母の腹部の形状が変化するほどに内臓が大きく動いた事です。

これまでに何度も被検者として私の練習台になり、その度に歯切れの悪い言葉で首を傾げていた母が「凄い」のひと言を口にしたのは、その時が初めてです。また、椎間板が突出していながら神経症状が出現していなかった理由もセミナー受講にて明らかになりました。

疼痛は数日後に少し戻りましたが、1回のみの治療で数週間が経過した今も以前のような腰痛は発症しておりません。

ヘルニアセミナーは疾患にスポットを当てたセミナーですが、そのテクニックはレギュラーセミナー同様に深い解剖学に裏打ちされています。リリースと同時に私の手の中でごろりと構造を変えた臓器がそれを証明していると思います。

この度、成功体験を与えて下さった下村先生に心より感謝いたします。ありがとうございました。

 

椎間板ヘルニアセミナーを受講して

理学療法士  藪 慎一郎

 私は整形外科に就職して10年以上になります。整形外科なのであたりまえのように、毎日何人も椎間板ヘルニアの患者が来るわけですが、私はこの椎間板ヘルニアという疾患が大の苦手でした。

それは椎間板ヘルニアという疾患名がついた患者に対して自分が何もできないという無力感があったからです。今までは腰を屈曲したり伸展したりする体操を指導し、体幹や骨盤周囲の筋肉強化や日常生活の指導を行っていました。 時には問題とされている脊椎に対してアプローチすることもありましたが、患者の症状がその場で改善することはほぼ無く、逆に症状が悪化することもあり、どうして良いか分からない日々が続いていました。

そんななかJOPAで椎間板ヘルニアのセミナーが開催されるとの事で、すぐに申し込みをしました。

セミナーを受講してまず衝撃を受けたのはオステオパシーにおける椎間板ヘルニアの原因の捉え方でした。それは一般的に整形外科医が患者に対して説明している原因とは全く異なるもので、様々な関連書でも見たことがありませんでした。しかしその考え方は純然たる解剖学と生理学に基づくものであり、体が正しく機能しなくなった結果、症状が引き起こされるということがよくわかりました。

セミナー受講後、早速椎間板ヘルニアの患者に対し習った通りの手技を試しました。

症状は3ヶ月前から右の下肢痛と痺れがあり、ベッド上での体動が困難でした。前屈で症状が増強し、後屈はほぼ不可能な状態でした。

治療の途中で患者の顔が驚きの表情になり「痛みが楽になってきた」と言われました。そして一連の治療が終了した時には症状は全く無くなっており、後屈の可動域も大幅な改善がみられていました。患者に感謝される中一番驚いたのは自分自身でした。初めて椎間板ヘルニアの患者に対し自分が介入した事により、即効的な改善を得ることができました。

その後も毎日のように椎間板ヘルニアの患者が来ますが、以前のような苦手意識はもうなくなり、逆にいつ来ても大丈夫という自信が持てるようになってきました。

自分のように椎間板ヘルニアに対して苦手意識を持っている治療家の方は多々いらっしゃると思います。このセミナーでは痛みが強過ぎてどうしようもないような患者への対応の仕方も教えて頂けますので、椎間板ヘルニアの治療に対して自信を持ちたい方には本当にお勧めです。

 

「腰椎椎間板ヘルニアセミナー」を受講して

JOPA一般会員  湊 玉記

 先日受講させて頂いた椎間板ヘルニアセミナー受講後臨床におきまして素晴らしい結果が出ましたのでご報告させて頂きます。

 40代の女性で以前から腰の状態があまり良くなかったが、最近犬を抱っこした瞬間から動けなくなり整形外科を受診。L4と5の間に椎間板の突出が認められ安静を指示される。数日で動けるようにはなったものの痛みが強いため来院。自分なりに色々感じた病変はあったがとにかくセミナーで教授頂いたプロトコル通りに施術しました。痛みは8割方その場で減少し、伸展域が一気に改善。この伸展域の増加は目に見て解るものなので正直施術を行った自分自身がびっくりしてしまいました。10日程してもう一度来院して下さいましたが鋭い痛みはほとんどなくやや重い程度とおっしゃり、2回目も同じプロトコルで行いましたが全く痛みなく大きく伸展する事が出来ました。この時点で少なくとも受傷前と腰の状態は全く変わりないとの事で様子をみて1ヶ月後の予約をして帰って下さいました。

その他アドバンスの内容との事でもう少し複雑な処置が必要との事でしたが、頸椎ヘルニアをお持ちの方にも、ベーシックのプロトコル通りに行っただけでかなりの改善が見られ、加えて口頭で少しアドバイス頂いた部分にアプローチをする事によって症状が大きく軽減しました。

セミナーを受講して感じましたのは、目の前の症状に現代医学の知識を参考にしながらもその常識にとらわれない、解剖・生理学を元に如何に考えながら日々の施術を行っていくかという事の大切さでした。セミナーは常に「何故?」を問いかけながら受講生が考え答えていく形式で行われ、その中で教授されたプロトコルの奥にある意味を心底実感できる内容でした。椎間板ヘルニアセミナーは外傷や手術が加わったケースや頸椎のヘルニアの場合などアドバンスの内容もあるとの事で、今から楽しみにしつつも自分なりにも「何故?」を問いかけつつその答えを見つけていけるよう努力したいと思っております。

最後になりますが下村会長の日々の臨床の中の貴重な経験を教授頂き、心より感謝申し上げます。